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四半期読書の振り返り〜2017年2Q〜

2017/07/02

2017年ももう半分が終わってしまった。(早すぎない?)

この四半期での読書(漫画・小説除く)の振り返りをする。

良かった本は今後詳細な読書録もあげる予定だ。

 

 

 

定量分析の教科書

この本はMBA100の基本を読んで、定量分析の章が学びが多かったので購入した。

最初は同じグロービズが出しているMBA定量分析と意思決定を買おうかと思ったのだが、Amazonのレビューでこちらの方をオススメている方がいて、その人の書評が良さげだったのでこちらを購入。

結論、なかなか気づきが多くて購入して良かった。

購入した目的は、会社の成長のためにもっと数字を上手く扱えるようになりたいという思いに加えて、会社内でどう数字を説明するべきかについても悩んでいたため。

結果的に特に後者の目的に対してかなり学びが多かった。

数字の「見せ方」にも焦点をあてており、社内で業績を報告するときに、会計数値に馴染みがないメンバーにどう数字を理解してもらうかという点で役立ってている。

定量分析の教科書

 

 

グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45

MBA100の基本が良かったからこっちも買ってみたが、微妙だった。

特に書くこともないかな。

グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45

 

ハイパワー・マーケティング

とんでもなく素晴らしい本だった。

実際にビジネスに活かせる要素がふんだんにあるので、経営者、事業で売上に責任を持つ方やマーケティング担当者は絶対におすすめできる。

絶版で中古で5000円ぐらいするが、その価値はある。

何度でも読み返したい。

ハイパワー・マーケティング

 

 

ワーク・シフト

若干内容は冗長な感じはあるが、前半を中心に興味深い部分が多かった。後半はわりと流し読み。

昔よりも未来の予測が難しい時代になったので、逆に今起きている世界の変化をしっかり理解し、これまでの常識をシフト(変化)させる必要がありますよって内容。

テクノロジーの進化、グローバル化の進展、人口構成の変化と長寿化、社会の変化、エネルギー・環境問題の深刻化という5つの要因について理解し、ゼネラリスト的思考、個人主義と競争原理、幸福感の3つの常識をシフトする(変える)必要があることを書いている。

1章〜10章に分かれて構成されているが、個人的に読んでいて面白かったのは1章と8〜10章で、間は読み流した。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

 

 

まんがでわかる7つの習慣

普通に良い本だった。

7つの習慣は超絶素晴らしい本だが、ちょっと長くて読みにくい部分もあるので最初にこっちの漫画版を読んで全体観を掴んでから単行本を読むというのもおすすめできそう。

しかし7つの習慣は本当にいい本。何度読んでも気づきが有る。

読んで絶対に損はない本なので、原著にはとっつきにくいという方はとりあえずまんが版だけでも読んでみるのもいいかもしれない。

ただ最終的には原著も読んだ方がいいとは思う。

まんがでわかる 7つの習慣

 

 

筋トレが最強のソリューションである

友人に借りて読んでみた。

うーん。個人的には微妙。

要は筋トレすれば人生いろいろうまくいくぜって内容。

科学的根拠や理論的な話はなく、筋トレすると自分に自信を持てるから全てが人生が好転するということが書いてある。

内容は理解はできるし半分ギャグみたいな内容なのでいいのだが、誰をターゲットにした本なのかはちょっとわからなかった。なんとなくモチベーション上がる感はある。

筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法

 

 

スタンフォード式 最高の睡眠

自分はわりとショートスリーパーなので、睡眠の質を良くしたくて読んだ本。

3時間睡眠でもバッチリ回復する方法!みたいな裏技はなく、基本的には常識的な内容。

睡眠の専門家がきちんとした研究結果に基づいた内容として書いているので納得感があった。単純な読み物としてもそこそこおもしろい。

ただこれを自分の生活に活かせているかと言われれば全然活かせてない。

以下メモ。

  • 短時間睡眠ができるかどうかは遺伝子によるので、無理な人は無理。普通の人は6時間は寝る必要がある。
  • 睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返すが、寝てから最初の90分間が最も深いノンレム睡眠になり、この90分間の眠りの質をいかに高めるかが睡眠の全体の質に影響する。
  • 皮膚体温と深部体温の差が小さくなるとスムーズに眠れる。寝る90分前に入浴すると、入浴により一時的に体温は上がるがその分深部体温は下げる方向に働き、スムーズに睡眠に入れる。結果睡眠五最初の90分間の質がよくなる。

スタンフォード式 最高の睡眠

 

 

サピエンス全史 上

未来を予想する上で人類の過去を考察することは重要だと感じさせる、なかなかおもしろい本だった。ただ少々高いので、無理に読むことはないかも。

人類の今日に至るまでの進化には理由がある。これは大きくわけて認知革命、農業革命、科学革命の3つに起因するところが大きい。それらを分析した書籍の前編。

人間が進化したのは虚構を信じることができるようになって大きく進化した。

単純に読み物としてもおもしろいし、これからの未来予想をする上において過去の歴史がどういう形で繋がっているのかを学ぶことに損はないなと感じる一冊。

ボリュームは多いが拾い読みしやすいので飛ばし読み。

下巻はまだ読めてない。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

 

失敗の本質

万人に薦めたい本ではないが、個人的にベンチャー経営においては活かせることが多く学びがあった。

内容は読みづらい部分もあり半分ぐらい読み飛ばしながら、要所要所を拾いながら読んだ。

おそらく現代の企業という組織にも同じような理由で失敗がおきている例はけっこうあると思う。

特に短期決戦の戦略思考とか、狭くて進化のない戦略オプションとかはベンチャー企業でも起きうる問題だなと感じる。

日本人的気質の持つ本質的な特徴なのかわからないが、組織運営における失敗の本質は本当にありそうだなと感じた。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

 

 

ヤフーの1on1

部下のマネジメントを考える上で参考として読んだ一冊。

非常に実践的な内容で私自身も即部下との1on1を開始した。

以前読んだ「ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ」とあわせて部下を持つ方には是非おすすめしたい。

1on1とは部下のために行う30分程度の面談。

評価面談を四半期や半期にに一度のペースでやっている会社も多いと思うが、1on1と評価面談は目的が大きく異る。

1on1は「部下のため」に行う。

仕事における成長は7割を経験から、2割が他人から、1割を学習から学ぶと言われているそうだが、この経験で得たものの効果を最大化するのが1on1の目的の1つ。上司とのコミュニケーション(壁打ち)を通じて自分の経験を振り返り、学びのPDCAサイクルを回し、経験学習の効果を最大化する。

kindle版が固定画像なのはマイナスポイント。紙で買ったほうがいいかもしれない。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

 

 

書く技術・伝える技術

ロジカルな思考をする、ロジカルな文章を書くための技術本としてはおそらく「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」が最も有名だと思うが、この「書く技術・伝える技術 (スーパー・ラーニング)」も素晴らしい本だった。

意外と論理的な文章が書けない人は多いが、論理的な文章を書くのは特別難しいことではなく、基本的なライティングのルールをしった上である程度の量をこなせば誰でもそれなりにロジカルな文章が書けると思う。

書く技術を伝える本だけあって、この本自体が非常にわかりやすく難しさが全くない。(けっこう他の「書く技術」系の本は、書く技術を解説しているのにその本自体が読みづらかったりする)

内容も非常に実用的かつすぐ実践できるので、部下に文章の書き方をレクチャーするよりもこの本を手渡した方が早い気がする。

なお、昔はロジカルな思考が出来る人がロジカルな文章も書けるものだと思っていたが、最近はむしろロジカルな文章を書けるようになれば自然とロジカルな思考もできるようになるのではないかと思っている。

そんなわけでビジネスマン必読の本だと思う。

書く技術・伝える技術 (スーパー・ラーニング)

 

 

ゼロ秒思考

思考法の本というよりは思考を整理するためにメモ書きをしましょうという内容の本。

自分の思考をひたすらA4横置きの紙にメモとして書き出していく。超シンプルだがこれを毎日やることで思考が整理され、常に頭の中が整理され落ち着いて行動ができ成果が出るという。

ブログを書いていても思うが、自分の考えを書き出して見るという作業は想像以上に自分の思考が整理される。

メモ書き自体は前から習慣化しており、たしかにかなり効果があるのでとてもオススメだ。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

 

 

人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術

最近仕事が忙しく、終わらせてから寝ようと思って夜型に戻ってしまったので読んだ。

内容は、まあ特別目新しいことは書いてなく普通。

朝型って何がいいの?という部分が気になっている人にはいいかもしれないが、この本を読んだからといって朝型に変われるわけではない。

大事なのは無理ない習慣を作り、その習慣を最低3ヶ月継続して習慣として定着する。

人生の主導権を取り戻す「早起き」の技術

 

 

アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"

0秒思考の赤羽雄二さんの書いた読書術の本。

非常に良い。

読書系の本の中でも「読んだ後」に特に焦点をあてているのが特徴だと思う。

この本の中では「チャンレジノート」というメモを一枚書くことでアウトプットをする習慣を作ることを提唱しているが、この「チャレンジノート」がシンプルながら非常によくできている。

0秒思考の「メモ書き」もそうだが、色々試行錯誤してたどり着いた境地がこのシンプルなフォーマットなんだと思う。

やってみるとけっこう効果がありおすすめだ。

また、情報感度を高めるための具体的アクションについても書かれており、Googleアラートを使った情報収集等は非常に効果的だ。

アクション リーディング 1日30分でも自分を変える"行動読書"

 

 

資金30万円から100億円企業をつくった社長が教える 勝ち続ける会社をつくる 起業の教科書

万人が読むべき本というわけではないが、ベンチャー企業の経営陣や起業を考えている人は読んで損はないと感じた。

この本で一番学びが多かったのは会社のピンチの時の話。

ベンチャー起業が攻め続けて急拡大すると必ず問題が起きる。

どんな場合に問題が置き、それをどう乗り越えたかがわかる。

どんな会社も数多くの困難にぶつかり、一度は本当に大きな危機に見舞われるが、結局それを乗り越えた時が会社が最も成長したとき、ということはどんな経営者も口にする真理のような気がする。

そしてそれを乗り越えられなかった時に会社は潰れる。

資金30万円から100億円企業をつくった社長が教える 勝ち続ける会社をつくる 起業の教科書

 

プロフェッショナルマネージャー

ユニクロの柳井さんが「私の最高の教科書」とバイブルとして語られる一冊。

書かれた時期が少し古いこともあり、洋書独特の言い回しもあり、若干読みづらい部分はあるが内容は非常に良かった。

巻末に柳井さんの解説・要約の章があり、もしかしたらこの最後の部分を読むだけで十分かもしれない。

経営を仕事とする人は是非読むべき一冊。

なお、筆者は公認会計士。

プロフェッショナルマネジャー

 

 

経営者になるためのノート

この第二四半期で読んだ本の中でNo1。圧倒的に良かった。

経営者、経営に関わる仕事をする人、数字に責任を持つマネージャーは是非読むべき一冊。

内容も小難しくなく、シンプルで、非常に読みやすい。

人生のバイブルになるであろう一冊だった。

経営者は結果を出さなければならない。

経営者になるためのノート

 

 

多動力

最近話題の本なので読んでみた。

インターネットによって情報自体の価値は下がり、もう1つの仕事、1つのスキルをつきつめる時代は終わった。これからは自分の価値をあげるためには肩書(スキル)の掛け算が必須になるから、悠長にひとつのことをやってる場合じゃないよって話。

が、個人的には微妙。

いや、内容は決して悪くないし、言っていることは正しい。個人的にも堀江さんの考え方は共感できるところが多い。(もちろん共感できないところもある)

ただ目新しさはあまりなく、堀江さんの普段のSNSでの発言とかを見ていれば十分な気もする。

多動力 (NewsPicks Book)

 

 

自分を操る超集中力

 

集中力の源は前頭葉のウィルパワー。このウィルパワーは集中力を使う度に消耗する。

集中力を高める方法は ①ウィルパワーを節約する ②ウィルパワーを増やす の2つ。

その方法について書いた本。

ウィルパワーについて書かれた本は最近良く目にするが、平易に書かれているので読みやすい。

集中力を高める魔法の方法というわけではないが、無駄に脳を消費させないようにできる工夫は参考になる。

ウイルパワーが低下すると意思決定を「先延ばし」にしてしまうが、頭の中でやりかけのまま先延ばしにすると、無意識に「気にした」状態が続き、「決定疲れ」を引き起こす。保留にしたものが決定されるまでの間ウィルパワーは消費され続ける悪循環になるので、即断即決できる仕組を作る必要があるというのには納得。

自分を操る超集中力

 

 

まとめ

以上。この四半期で読んだ本でした。

次の四半期も読みたい本がたくさん。時間を作って読んでいこうと思う。

 


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