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公認会計士がブログで会計について考える

会計士転職活動で使ってみたサービスまとめ

2017/05/27

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こんにちは。公認会計士GTRです。

前回に引き続き公認会計士の転職ネタ。

自分が転職活動をする時に、せっかくだからブログのネタにしようと思い色々な転職サービスや転職エージェントを受けてみたので、まとめる。

 

 

転職サービスの種類

まず転職サービスの種類について整理する。

 

求人情報(転職情報)サイト

リクナビネクスト、DODA等が有名。

企業(求人側・採用側)は広告費を払って求人情報サイトに求人情報を掲載し、ユーザー(転職希望者)はサイトを利用して求人情報を検索し応募する。

転職希望者は膨大な求人情報を自由に見ることができ、サイトを通じて応募することができる。世の中にどんな求人情報があるのか、転職においてどのような能力が求められるのか等、求人情報を見て情報収集するには適している。

また、サイトに登録だけして定期的に求人情報を見ながら、気になった求人があれば応募することができるため自分のペーズで転職活動ができるというメリットがある。

一方で情報量が多く、自分にあった求人を選ぶのが大変な面がある。応募から採用に至るまでも基本的に自分で行う必要があるため手間がかかる。また、重要なポジションの情報は転職サイトには出てこないことも多い。

どの求人サイトも転職エージェントやスカウトサービスも運営しているので、求人情報サイトでユーザーを集め、そこからエージェントサービスやスカウトサービスへ誘導・連携することが多い。

基本的に転職エージェントの方がいいので、あまり転職サイトを利用する意味はないが、転職意欲が高くない場合に登録して求人に目を通すだけならいいかもしれない。

 

 

転職エージェント

リクナビエージェント、マイナビエージェント等が有名。

企業(求人側・採用側)とユーザー(転職希望者)の間にエージェント企業のキャリアコンサルタント(キャリアアドバイザー)が入り、マッチングを図る。

求人企業はエージェントに求人を依頼する。転職希望者はエージェントサイトに登録し、コンサルタントに転職相談をする。コンサルタントはユーザーと面談をし、ユーザーの希望を聞きながら保有する求人情報の中から希望に沿った求人情報を紹介し、書類提出から面談、内定後の条件交渉までをサポートする。

エージェントは求人企業と転職希望者のマッチングに成功する=企業が転職希望者の採用に成功すると、成功報酬として企業から報酬を受け取る。この金額は転職者の年収×一定のパーセンテージが一般的である。

ユーザー(転職希望者)は無料でエージェントの転職コンサルタントを利用でき、転職のプロであるコンサルタントからの様々なアドバイスやサポート(履歴書の書き方、転職時のアドバイス、面接対策等)を受けることができ、膨大な求人情報の中からより自分の希望にあった求人情報を厳選して受け取ることが可能となる。また内定後の報酬交渉等も転職者は採用企業に対して強く言いづらいが、エージェントを通じて報酬交渉をしてもらうこともできる等、転職者にとってメリットが多い。

一方で、エージェントサービスは求人情報のマッチングをコンサルタントに委ねることになるため、コンサルタントの能力による影響を受ける。

エージェントの売上は採用数×転職者年収によって成り立つことから、採用数を増やすためにより無難なところへ誘導する場合や(=チャレンジングな転職に否定的な場合がある)、内定が出やすいように要求報酬水準を低めに誘導する場合があったりするので、その辺は注意。

 

 

スカウトサービス

転職希望者はサイトに情報を登録し匿名でスカウトサービス上で公開する、求人企業は匿名の転職者情報(年齢、性別、現職、職務経歴、保有資格等)を見て、転職希望者をスカウトする。求人企業は匿名の求人情報を見るために利用料を払ったり、スカウトメールを送るために利用料を払ったりする。

スカウトサービスは単独のサービスというよりは、求人情報サイトや転職エージェントサイトの運営会社が、企業向けにスカウトサービスも提供している場合が多い。

 

 

ヘッドハンター

ドラマでありそうな、「あなたを欲しがっている企業があります」みたいな連絡がいきなりくるやつ。

実際経営幹部クラスになるとそうした採用もあるらしいが、それ以外は名ばかりのヘッドハンターなことが多い。監査法人で働いていると「是非●●さんをヘッドハント支度で連絡しました」みたいなメールや電話が時々来るが、これはほとんどの場合入手した監査法人の人に片っ端から声をかけているだけで本当のヘッドハントではないと思われる。

 

 

その他

上記以外にも、最近はビズリーチやWantedlyといったベンチャー発の新しい転職サービスが誕生している。詳細は後述する。

 

 

 

 

実際に利用してみた転職サービスまとめ

ブログのネタにすることも考えて、とりあえず色んなエージェントやサービスを受けてみて、良かったところを利用した。これは結果的に色々勉強になることが多く良かったと思っている。

どこが良いかというのは、自分の志望する業界が得意かどうか、すなわち相性の問題なので、良いサービス・悪いサービスというのは一概には言えない。また、同じ会社でもエージェントの能力によって良し悪しがあるので、私の担当がたまたま良かったり、悪かったりもあると思う。

そのため、各サービスの評価はしないが、どんな業界が強そうかはだいたい感じることができたのでそれについて説明する。

時間あるなら私のように複数のエージェントに会うのもアリだと思うが、あまり広げすぎても時間の無駄な感じはあるので、自分の行きたい業界のエージェント等を何個か受けてみて、良さげなところに絞って利用した方がいいと思う。

なお、以下のリンクの一部は広告リンクとなっている。公平な視点で書いているつもりではあるが、ステマとならないように最初に断っておく。

 

 

リクルートエージェント

業界最大手のエージェント。最も知名度があり案件数も多い。

案件は多いのだが、会計士特化のエージェントではないため、普通の経理の募集とかがたくさん出て来る。会計士が好きそうなコンサル系、経営企画系、ベンチャー管理部門系の求人はあまりないか、あってもけっこう年収が低かったりする。個人的には会計士の転職におけるオススメ度は低い。

会計士の資格を活かすのではなく、全く別の方向へ行こうとする方ならいいかもしれない。

転職エージェントなら転職成功実績No.1のリクルートエージェント

 

 

マイナビエージェント

マイナビは新卒採用においては知名度は抜群に高いが、転職エージェントにおける知名度はリクルートエージェントには少し劣るかもしれない。それでも業界の大手の一つだ。

マイナビは業種ごとにサイトを分けてたりする。会計士もマイナビ会計士という専用のサービスもある。まあこれは見せ方の問題で裏側は同じだと思う。

求人は、大手企業は多め、メガベンチャーもそれなりにあるという感じ。コンサル系や本当のベンチャーの求人はあまり充実していない印象を受けた。大手企業の経理とか経営企画とかに転職したい人にはいい気がする。

「公認会計士専門」の転職支援サービス「マイナビ会計士」

 

 

REX

REXは「公認会計士 転職」と入れるとgoogle検索でトップに出て来る、公認会計士、税理士、経理・財務専門の転職エージェント。

会計系の士業に特化しているだけあって、会計士の転職先として人気のあるコンサル系の求人がすごく充実している。大手企業の経理、経営企画の求人数も豊富。また、会計士を前提とした採用のため、一般事業会社の求人でも他のエージェントの持っている求人よりも年収は高めなものが多い。

しかし、あくまで会計士としての資格を活かすこと前提とした案件なので扱っている領域は狭い。会計士らしいキャリアを考えている人には最適かもしれないが「会計士という資格にとらわれず転職先を探したい」という人には不向きかもしれない。また、ベンチャーの求人はあるにはあるが数は多くない印象を受ける。

REX::公認会計士・税理士・経理専門 転職エージェント

 

ジャスネットキャリア

こちらも公認会計士、税理士、経理職専門の会計系特化型転職エージェント。googleでの順位はREXの次に出て来る。

基本はREXと似ていて、得意な領域はコンサルや事業会社の経理、経営企画といった領域。REXほど得意領域は狭くなく、ベンチャー企業の求人が多いはREXと比較するとけっこう多い。CFO職の求人もある。会計士に適した各キャリアの求人が一通りあるのが魅力。

余談だがジャスネットキャリアが運営しているウェブマガジン「アカウンタンツマガジン」は自分のキャリアを考える上で参考になるのでオススメ。特に毎回あるCFOのキャリア特集は非常に参考になる。サイトに登録が必要だが、お金もかからないのでこのために登録だけでもする価値はあると思う。

公認会計士・税理士・経理の転職求人情報なら【ジャスネットキャリア】

 

 

MSジャパン

こちらは管理部門専門の転職エージェント。

扱っている求人の種類はジャスネットキャリアと似ている印象。コンサル系の求人はそこまで多くなく、一般企業の経理、経営企画系や、ベンチャーの管理部門系の案件が多い。

ジャスネットと同じような雰囲気を受ける。

自分の周りではMSジャパンを利用している人が多かった。

管理部門特化型エージェントNo.1のMS-Japan|経理・公認会計士・税理士・会計事務所の転職エージェント

 

 

Goodfind

少し毛色が変わるが、ベンチャー企業に特化したエージェントがGoodfindだ。

ベンチャーの管理部門や経営企画の求人は他の転職エージェントでもあるにはあるが、IPOが見えているメガベンチャーなことが多い。本当に組織立ち上げを経験したいとか、CFOとして入社したいというという人ならGoodfindがオススメだ。

立ち上げ直後の社員数人といった本当の意味でのベンチャーの求人は、なかなか大手転職エージェントには出てこないため、そういう案件はベンチャー専門の方が強い。ベンチャー企業への転職は企業文化の違いに戸惑ったり、カルチャーショックが大きかったり、給料が下がったりと、通常の転職とは異なる部分が多いため、転職におけるアドバイスもベンチャー専門ならではの話が聞ける。

当然大手企業の求人情報はない。

Goodfind 次代を創るビジネスリーダー/アントレプレナーのキャリアサイト グッドファインド

 

 

MOVIN' STRATEGIC CAREEA

MOVINはコンサル特化型の転職エージェント。

コンサルが第一志望という方なら間違いなくお勧めできると思う。

コンサルは学歴、能力といった条件が厳しく、採用における対策も独特のものがある。MOVINではそうした面接や採用テストの対策といったことまでサポートしてくれるので、本気でコンサルに絞って転職活動する人には良いと思う。

会計士で外資戦略コンサルに憧れる人は少なくないが、思ったよりハードルが厳しく、年齢や学歴で即アウトなことも結構ある。そのため、将来戦コンに行きたい人は早めにこうしたエージェントに会って相談してみるのも良いかもしれない。

コンサルタント転職のムービン - 戦略コンサル、ITコンサル、外資系コンサルの転職ならムービン

 

 

ビズリーチ

ビズリーチはハイクラス人材向けの会員制転職サイト。

サイトに登録して、自分の履歴書を登録しておくと、それを見た採用側企業からスカウトのメッセージが届くというのが基本的な仕組み。募集している企業が一覧のようになっているわけではなく、エージェントと面談して希望の企業をマッチングしてもらうわけでもない。転職志望者はサイトに登録してスカウトのメッセージが来るのを「待つ」形になる。

もちろん登録した履歴書は企業側には匿名で公開されるため、名前がバレることはない。

ビズリーチのメリットは厳選されたハイクラス求人のみで構成されていること。他のエージェントや求人サイトでもスカウトメールが来るようなサービスはあるが、だいたいが興味のわかない内容で、スカウトメールに目を通すのもめんどくさくなる。

一方ビズリーチは基本的にどれも年収が高く、CFO、管理部長といった幹部クラス求人である。他とは一味違ったハイクラス求人が見れるため、興味が湧くものも多いと思う。

他の転職サービスは転職者は無料なものが多いのに対し、ビズリーチは転職者も料金を支払う必要がある(利用状況により課金するような仕組み)。もっとも、登録してから数ヶ月は全て無料で使えるので、転職を考え出したらとりあえず登録しておくことをオススメする。

ビズリーチ|即戦力人材のための転職サイト

 

 

Wantedly

WantedlyはビジネスSNSという新しいタイプの転職サービスだ。

転職志望者はWantedlyに登録することで、サイト内の求人情報を自由に見ることができる。ここまでは普通の転職サイトと同じだが、Wantedlyは共感ベースの転職を前提としており、求人広告には「(会社が)なにをやっているのか」や「なぜやっているのか(=理念)」といった内容が載っているのみで、年収等の条件は載っていない。興味が湧いた企業には「話を聞きに行きたい」という意思表示をし、企業側も興味を持てばそこから具体的な採用活動につなげる

基本的にベンチャー企業を中心とした求人となっており、創業間もない本当の意味でのベンチャーが多い。間違いなく「ここにしかない」求人があるので、ベンチャー志向の人は絶対に利用すべきサービスだ。

はたらくを面白くするビジネスSNS・Wantedly

 

 

まとめ

実際転職活動をしてみて感じたのは、転職エージェントは色々会ってみて損はないということと、早めに会ってみて損はないということ。

さすがに全く転職意欲がないときに会っても意味がないが、転職しようかなと思い始めたら一度会ってみるというのは良いかもしれない。最初は「事前に履歴書を提出して下さい」といった連絡がきて、それを準備するのが面倒だったりするが、とりあえず何も準備がなくても全然問題がないので「履歴書の書き方も含めて相談させて下さい」という感じで連絡してもOKだ。

実際にエージェントに会うと、自分の志望する転職をするためには何をしておけというアドバイスをくれる。それは例えばTOEICの点数だったり、インチャージを経験しとけだったり、監査以外の業務を何かしら経験として書ける方が良いだったり、準備に時間のかかるものも少なくない。

また、自分の志望するキャリアだったら転職時期は今ではないとか、他のキャリアを経験した方が箔がつくとか、そういうアドバイスをくれるところもいる。(これはけっこうキャリアコンサルタントの経験や能力による)

そういうアドバイスを聞いた上でもう数年監査法人にいるといった判断もできるので。思い立ったら動くというのはかなり大事だと思う。また、転職においては年齢(=若さ)というのも時に重要なファクターになる。こればっかりは後から取り返せないものなので、そういう意味でも動くべき時は早めに動くことが大事だと感じた。

-公認会計士キャリア論


 comment
  1. 落合 より:

    はじめまして。これから公認会計士を目指す高卒フリーター前職無し26歳の落合と申します。
    1年程前からブログを読ませて頂き、GTRさんのブログは公認会計士を目指す1つのきっかけになりました。
    そこで今後の選択にてGTRさんの意見を頂きたく書かせて頂きました。
    今後の公認会計士を目指す上で、このままフリーターで2018の28歳で論文合格を目指すか、一旦就職し仕事をしながら公認会計士を目指すかの2択で悩んでいます。
    恥ずかしながら不況8年毎説に危機感を覚えています。このままフリーターでも受かる保証は無く、情勢がいきなり変わり会計士の売り手市場が終わってしまう頃に合格というパターンを懸念しています。少しでも付加価値と安定得て保険をかけておくべきか。
    お忙しい中、お手数ですが厳しくも率直な意見を頂ければと思っています。よろしくお願い致します。

  2. GTR より:

    落合さん

    コメントありがとうございます。
    落合さんの条件で考えると何とも難しい選択ですね。
    一般的には就職してから会計士を目指す方が正解だと思います。今は会計士業界以外も就職市場は売り手市場な状況なので、26歳前職なしであっても比較的良い条件で就職できることが考えられます。
    これが会計士の勉強をして、例えば28〜29歳ぐらいでもし受からず、最終的に会計士を諦めて就職しようと思った時にはかなり条件が悪くなると思われますし、その時の市況もわかりません。
    であれば、今ならそれなりに良い条件で就職できると思いますので、ある程度勉強時間を確保できそうな仕事(できれば経理など会計士の勉強が生きる仕事)を選択し、働きながら勉強を続けるのが一番良い選択に思えます。
    本気で会計士になりたいのであれば働きながらでも頑張れると思いますし、場合によってはそこまで覚悟がなかっと考えて撤退することもあると思いますが、リスクをある程度抑えるという意味では働きながら良いと思います。

    と、上記は他人にアドバイスするとしたら、という回答です。
    ただ自分だったら公認会計士になるために最短の道、即ち就職はせず公認会計士試験に没頭する道を選択します。。
    もちろんその分リスクは上がりますが、自分は性格的にリスクをとってその分最短でリターンを得ようとするタイプなので。自分に変な自信もありますし。
    ただこっちのやり方は他人にはオススメしません。リスクの高さがリターンに見合っていない気がします。

    • 落合 より:

      お早い返信ありがとうございます。
      GTRさんの意見を参考にもう少し考えてみようと思います。また質問の際や、考えがまとまりましたら書かせて頂きます。
      私が合格の報告をする日が来るまで、、、いや来てもブログは愛読します!

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