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公認会計士試験 5月短答から8月論文合格のために必要な短答特化とは

2017/01/08

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こんにちは。会計士GTRです。

受験生の皆様、毎日勉強お疲れ様です。

だんだんと5月短答が近づいてますね。

先日、いつから短答特化すべきか、どの程度短答特化すべきかという質問を頂きました。

私自身試験を受けてからはけっこう時間が経っているのですが、5月短答合格から8月論文合格した身として、もし参考になればと思い書いてみます。

 

 

 

 

本日のテーマはずばり、いつから短答特化すべきか。

あくまで私の意見ですが、結論から言えば今すぐ(本日は3月26日)短答特化すべきでしょう。

 

 

 

なぜ今すぐ短答特化すべきか、どの程度短答特化すべきか、今からどのような勉強をするのが効果的かについて書こうと思いますが、その前に断っておきたいことが2つ。

①自分の中でしっかり計画を立てていて、計画通り進んでいる方は迷わず自分の道を進んだ方がいいです。自分を信じて!

②私が5月短答受かった時は、5月短答合格率が3.5%、ボーダー73%という時代だったので、私自身は短答に対して多少なりとも過度に保守的に考えている部分があります。

それをご理解頂いた上で読んでいただければと思います。

 

 

なぜ今すぐ短答特化すべきか

なぜ短答特化すべきか、それはシンプルに、短答特化しないと短答に受からないから。

昔より多少は易化したと聞いていますが、それでもやはり短答は相当な難関です。

慎重すぎるぐらいじゃないとなかなか合格は難しいと思います。

 

 

よく、前回の短答でギリギリのラインだったので、次は余裕で受かるだろうと思ってる人がいます。私もそうでしたが。

あと1問取れてれば受かった

もう1問だけ解く時間があれば受かった

マークミスしなければ受かった

ハッキリ言って、それも実力のうちです。

 

 

マーク式なので、普段解ける問題を落としてしまうことも、マークミスをすることも起こりうるものです。

逆にたまたまマークしたものが正解だったり、二択までしか絞れなかった問題が運よく取れていることもあるでしょう。

そういう、プラスマイナス数点の誤差が生じることを想定して、マイナス要因が重なっても受かるようにしとかないと、本番であとわずかというところで落ちることになります。

 

 

あと1問で合格できてた人は悔しいとは思いますが、おそらくそう思っている人はたくさんいます。

ある程度勉強できる人はボーダーラインまで数問というところで落ちているのです。

だから、あなたが思っているあとたった一問、実はそんなに簡単にとれません。

 

 

また、普段計画通りに勉強できている人はいいですが、会計士受験生はハードな計画を立てがちで、短答本番までに計画が達成できず勉強が間に合わないってけっこう多いと思います。

決して、油断せず十分準備をして、後悔しないようにして下さい。

 

 

 

短答特化はどの程度やるべきか

人によって短答特化の定義は違うと思いますが、私の中での短答特化の定義は

「勉強対象を財務、管理、監査、企業の四科目のみに絞り、論文にしかでないような理論の論点は勉強しない」

というものです。

 

まず、私は計算は短答も論文も区別せず勉強してました。

特に財務は問題の出し方は異なりますが、必要となる知識は基本同じです。

管理は短答では出るが論文ではまず出ないというような論点も結構ありますが、短答までは全論点を満遍なくやり、短答後は論文には出ないような論点は無視すればいいです。

なので計算はあまり論文と短答を意識せずやっていいと思います。

 

一方理論はけっこう求められるものが異なります。

端的に言えば、短答は「結論」を覚える必要があり、論文は「理屈」を覚える必要があります。

 

短答科目の理論を勉強する上では「理屈」も意識しながら勉強した方がいいものの、文章を書く必要は無いので暗記は不要です。

変に論文に求められるレベルの暗記はせず、短答に必要な広い知識の網羅的な整理に時間を割いた方がいいです。

 

 

 

短答特化した場合のデメリット

短答特化をためらう理由は、短答に特化しすぎると5月短答に受かっても8月論文に受からないおそれがあるからだと思います。

確かに租税や経営に数ヶ月手をつけないと色々忘れてしまうおそれはあります。短答科目の論文的な知識についても同様です。

但し、今の短答の難しさを考えると、どこかで短答に集中する必要はあり、短答前に中途半端に知識をインプットしても短答が終わったらある程度忘れてしまうものなので、正直勉強のコスパは悪いです。

また、論文答練は短答受験生も受けるように予備校からは言われますが、私は受けるべきではないと思います。正直短答前に論文答練を受けても絶対短答後には忘れます。

以上のように、短答前に論文の勉強に時間をかけても短答後に定着していなければ時間の無駄なので、非常にコスパが悪いです。

であれば、短答特化しても論文に対するデメリットはそこまで大きくないと思います。

また「論文まで見据えた短答特化」をすることでデメリットを最小限に抑えられると思います。

そもそも短答受からなければ論文受けれないので、短答に絶対に合格することが一番大事です。

 

※現時点で租税や経営のインプットが完了しており、まとめノートなどで見直し体制が確立している方は、知識の忘却を防ぐために租税や経営の見直しを継続することはありだと思います。要は問題を解いたり答練解いたりインプットしたり、時間がかかる勉強はしない方がいいということです。

 

 

 

論文合格まで見据えた短答特化とは

5月短答から8月論文受かった私から言わせると、短答特化しても論文合格のためにできることはかなりあります。

論文合格までを見据えた短答特化について考えてみたいと思います。

 

 

最初に確認しておくと、やはり短答式試験は論文式試験で全く出ないような問題もたくさん出るので、論文合格を目指す上では短答受験生は不利です。

しかし、4月と5月の勉強量と勉強の質で言えば基本的に短免組は短答受験組に勝てません。

実際に5月に短答を受ける短答受験生が持つ危機感は相当なものなので、これをうまく利用して4月〜5月で平和ボケしている短免組に勉強量と質で圧倒的に差をつけ、6月以降もそのテンションを保ったまま一気に突き進めば以外と短答受験組の方が受かりやすかったりします。

 

 

計算科目を完璧にする

短答特化する上で最もコスパがいいのが計算科目。

上の方でも書きましたが、計算科目は基本短答と論文で求められるものに大きな差がないため、短答特化した場合の知識の無駄が少ないです。

計算科目については短答合格する水準はもちろんのこと、論文専念組に圧倒的に差をつけるつもりで徹底的に勉強しましょう。

また私はいつもまとめノートを作成することを推奨していますが、間違えやすい論点、連結や企業結合のように色んなパターンがある論点については後でパッと見返せるようにまとめノートを作っておくことが非常にオススメです。

ノートを作らなくても、テキストや問題集の解説の「ここさえ読めば問題の解き方をすぐ思い出せる」箇所にマーカーを引いておいてそこだけ見返せばいいようにしておくのも同様の効果があります。

 

 

短答前に計算を完璧に仕上げれば、短答後の論文直前期に計算に割く時間を大幅に減らせるので、その分を租税や経営に回せます。

実際に私は、短答後は答練を除いて計算問題を一度も解いていません。

短答前に作ったまとめノートや問題集のマーカー箇所だけに目を通し、実際に電卓を打って計算問題を解くことは全くしていません。

 

 

短答及び論文直前の見直しを意識した勉強をする

残る4月5月で勉強する上では、必ず試験直前での見直しを意識した勉強をしてください。

勉強する上で「覚える」ことはもちろん大事ですが、どんなに頑張っても人間の記憶力には限界があります。

「覚える」だけに頼るのではなく、本番前に「見直す」準備をすることでより確実に問題が解けるようになります。

いつも間違える論点、混同しやすい論点、簡単なはずなのに久しぶりに解くとうっかり間違える論点など、自分で注意すべきと思った論点を事前に洗い出しておいて、本番前に必ず見直しましょう。

但し、本番直前に全ての論点を見直すことは難しいので、これから4月5月に勉強する上で、本番前に見直す箇所をリストアップしておくことで効率的に間違えやすい論点だけ見直せます。

その方法は間違えたところをなるべくコンパクトにノート(ルーズリーフ推奨)にまとめたり、テキストや問題周に印やマーカーをつけて見返しやすくする方法があります。

これを短答前にやっておけば、論文前にもそこだけ見直せばいいので非常に効率的です。

 

 

ある程度割り切る

短答には重箱の隅をつついたような超マイナー論点や細かすぎる論点も出ます。

しかしそういった問題は論文ではまず出ないので勉強するコスパは低いです。

短答のボーダーラインは70%前後と高いですが、満点を取る必要はありません。

全ての論点を網羅的に覚えようとしてもコスパは悪いので、ある程度重要な部分に集中して勉強した方が良いと思います。

細かい理論の知識を全て詰め込もうとするよりは、計算の基本的なところを100%解けるようにする方がコスパは良いです。

※テキストの章単位でまるまる特定の箇所を切ったり山をはるという意味ではありません。「企業結合は捨てる」というような大きい単位で論点を切るのは結構危険なので、どう考えても間に合わずやむをえない場合以外はオススメしません。

 

 

 

短答合格後の勉強

短答特化すると短答合格後はマジで時間がないです。

試験翌日ぐらいは完全オフにしてリフレッシュしてもいいかと思いますが、試験後すぐに論文の勉強に100%全力で取り組みましょう。

短答直前の勉強量を維持し、短答直前の集中力を維持してそのまま論文の勉強に入れば、短免組よりスムーズに論文直前期に入れます。

論文後の細かい勉強方法は今は考えなくてもいいと思いますが、短答が終わったらまず租税と経営の総復習(人によっては0からのインプット)をし、その後短科目の論文的な知識の見直しをしましょう。

時間がないので、短答でやったことは忘れないようにメンテナンスする程度にとどめます。

そのためにも短答直前期に計算を完璧に仕上げ、重要な論点だけを見直せるように準備をしておくと本当に楽です。

 

 

 

 

以上です。

私は短答後租税と経営を0からインプットして8月論文に合格しました。

それは5月短答直前期に短答特化で確実に合格し、短答で求められることは短答までに完璧に仕上げ、かつ効率的に見直せる体制を構築することで短答後は租税、経営、理論科目の論文的な知識に専念することが出来たからだと思います。

 

最終目標は論文まで含めた試験合格だと思います。

そこから逆算すれば、まずは短答に合格することが絶対です。

 

5月短答は精神的にもツライですが、そこを乗り越えれば一気に合格が見えてくるので、是非頑張って下さい!!

 

 

 

 

 

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