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【租税と経営学習0からの逆転】5月短答〜8月論文合格までにやったこと

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こんにちは。公認会計士GTRです。

2017年会計士試験の短答式試験が終了したということで、今回は5月短答後から論文受験までの期間でやるべきことについて、2016年5月に書いた記事をアップデートした。

私は5月短答からその年の8月論文に合格することができた。

5月短答終わった時点では租税と経営が全く0という状態だったが、やり方次第ではそこから論文突破も可能だと思うので、私がやったことをまとめてみる。

 

 

 

リフレッシュ

まずは、一旦リフレッシュすることは大事だと思う。友達と飲むでもいい。彼女とデートするでもいい。1〜2日程度なら完全オフにしても問題ないだろう。

2017年の論文は8月25日から始まるが、短答試験翌日から88日ある。

これから論文まで全力で走りきるために、一旦短答まで頑張った自分をねぎらってリフレッシュする。

但し、せっかく短答直前期で勉強の質が究極まで高まっているので、その集中力はなるべく維持したまま勉強を続けた方がいい。リフレッシュするとしても1〜2日が限度。

とはいえここから3ヶ月弱ずっと直前期モードだともたないので、意識してリフレッシュすることは大事。

私は試験が終わった日に受験仲間と飲み、翌日からはすぐに勉強開始。数日空けて自己採点が終わって短答合格がわかってからやっと丸一日遊んだ記憶がある。

 

 

自己採点

自己採点については、するかしないか難しいところではある。

自己採点した結果、推定合格ラインぎりぎりのところだと、短答に受かっているのかがどうか気がかりで勉強に集中できなくなってしまったりする。

私は一年目に短答受けた時は合格ライン付近の微妙なところで、落ちてるかもしれないと思ったら全然勉強に集中できなかった。そのせいで合格発表までの1ヶ月間の勉強の質が大きく落ちた。結果的に短答落ちてはいたが、仮に受かっていても1ヶ月を無駄にしたあの時の状態だったら論文も落ちていたと思う。

その反省を踏まえて、二年目に受けた時は自己採点しないつもりでいたが、なんやかんやでやっぱり気になってしまい、結局自己採点してしまった。

その結果得点率80%で合格が確定的だったのですぐに論文の勉強に集中できたが、あれば合格ラインぎりぎりだったらやはり論文の勉強に集中できていなかった気がする。

いっそのこと自己採点はせず、受かってるものと信じて論文の勉強だけに集中した方が、短答に受かっていた場合も落ちていた場合もいい気はする。

ただ私がもう一度受験するならやっぱり結果が気になり自己採点してしまうだろう。

結局のところ自己採点するべきかしないべきかは人によると思う。自己採点しないと結果が気になってしまい勉強に集中できないならした方がいいだろう。

なお、ツイッターで予備校講師の方のツイートを見ていると2017年5月短答は相当難易度が高かったらしく、ボーダーラインが大きく下がる可能性があるようだ。

本当かわからないが「最低60%になるのではないか?」という意見も見られる。

多少点数が悪くても、ボーダーが大きく下がる可能性があるので本気で論文に向けて動くべきだと思う。

 

 

論文までの予定を立て直す

残された時間を現実的に配分する

短答終了時点で論文まで残された時間は88日。

出来ることは限られる。

短答が終わったらもう一度自分の今の状況と、残り時間から何ができて何ができないかを考えよう。

論文になると短答の4科目に加えて、租税と選択科目が入り6科目になる。

88日、仮に毎日10時間集中して勉強できたとして880時間。単純計算で1科目あたり平均146時間しかない。

自分の状況を踏まえ、この880時間で何をするのか、受かるために何が必要なのか、冷静に見つめなおそう。

「もう一度全科目総復習して〜」なんて言ってる時間はない。現実的に取捨選択することが必要だ。

 

優先順位を明確にした上で、重要性の低い論点は捨てる勇気を持つ

絶対に避けたいのは科目別の足切り。

苦手科目に優先的に時間を割き、得意科目は最低限の時間を割き、その中で何をするかという計画を立てることが必要になるだろう。

意識して欲しいのは、論文は短答と違って上位10%が受かるような試験ではないということ。

短答の意識のまま勉強をすると、全部解けなきゃいけない気がして「ここもやらなきゃ、こっちも不安だ」と色々不安が出てくると思う。

しかし論文では平均よりちょっと上の水準で受かるので、無理に全部取る必要はない。

時間が無い人は勇気を持って重要性のない論点は捨てることが重要になる。

その分苦手科目の重要論点というか、基本的な論点をしっかりおさえることが大事だ。

 

私の場合(短答時点で租税・経営ほぼ0)

冒頭にも書いたが、私は短答合格時点で租税と経営がほぼ0だったので、それを足切りにならない水準まで引き上げるのが至上命題となった。

そのため6月は全て租税、さらに7月の全答練までの10日間は経営に費やし、その時点で400時間は無くなる計算だった。

全答練後の時間も、計算問題である租税は問題を解き続けて体に覚えさせる必要が有るので、1日3時間程度は租税に使う必要があり、それだけで45日×3時間=135時間は租税に費やすことになる。

そうすると残るは約345時間(2017年のスケジュールの場合)。これを租税以外の5科目で割ると1科目69時間。

全然時間が足りない。

じゃあこの極めて限られた時間で何をすべきかというと、結局各科目とにかく基本だけはきちんと押さえることが最もコスパがいいという結論に至った。

答練は解くのに2時間(財務は3時間)、復習するのにも時間1〜2時間程度はかかるので、基本的に答練は無視した。

短答までに財務と管理の計算は一通り極めた感があったので、計算科目は全く解かなかった。問題を解く代わりに、問題を見て頭の中で論点をパッとイメージして解き方を忘れないように維持することだけに時間を使った。

それ以外の時間はとにかく理論科目のテキストだけを何度も見直した。

結局試験当日にはあれもこれも終わってない状態だったが、問題でわからないところは明確に捨ててわかるところだけ解いて、結果合格した。

 

 

 

5月短答直前期のテンションを保つ

5月短答組が有利な要素として、既に試験直前期モードに入っているため勉強の集中力が高いという点がある。

どんなに本気で勉強してるつもりでも、試験が数ヶ月先だと本当の意味で自分を追い込むのは難しい。5月短答組は短答試験で強制的に追い込みモードになっているので、この集中力を維持することが論文合格に向けてかなり有利に働く。

 

おそらく、試験前のここ数週間の勉強の質の高さは短答組のみなさんが一番実感しているのではないだろうか。

5月短答組が8月論文を突破するためにはこの集中力を維持できるかが大きなカギになる。

論文までの81日でずっとそのテンションを保ち続けるのは難しい面もあるが、とにかく自分に問いかけ続けて欲しい。

「本当に今集中できているか?短答前一週間の集中力で勉強できているか?」

 

 

 

租税を徹底的にやる

私の場合は租税が0だったので、短答後一ヶ月はとにかく租税に集中した。

私ほど租税を放置した人は少ないだろうが、それでも短答前はしばらく租税から離れてしまっているので、まずは租税の計算をやることが5月短答組にとって重要となる。

租税は苦手意識を持っている人も多いが、論文で81日、もう逃げられないので租税に正面から向き合う必要がある。

私が租税0の状態から合格ラインまで引き上げるためにやったことは非常にシンプル。

とにかく、やることだ。もうこれしかない。

おすすめは5日でも、10日でもいい。数日租税だけやると決めて、租税の苦手意識がなくなるまで徹底的に租税をやること。とにもかくにも手を動かして問題を解けば租税の感覚が身につくはずだ。

ここで重要なのは各税計算の「公式」と決まった「数字」をインプットすること。

租税は試験においてひねった問題は出にくい。出れば解けない人が多く埋没となる。だから、基本だけ徹底的に抑えれば十分点は取れる。

その分覚えるべき公式や決まった数字が多いので、とにかくそれだけはおさえる。

理論については、申し訳ないが私は租税理論をまるごと捨てたので何も言えない。

本当に時間がなかったので、理論テキストは一度も開かず未使用状態だった。

一つだけ言えることは、租税理論を全くやらなくても計算の基本だけおさえることで偏差値50はとれたということ。

わかんなければとりあえず「公平な課税のため」と書いとこう。

 

 

 

経営はいかに効率的にやるか、やりすぎないか

経営をやる上で最も重要なポイントは2つ。

1つ目のポイントは計算は式を完璧にインプットすること。まずはこれが最優先。

経営の計算は覚えるべき公式が限られる上に、公式さえ覚えとけば絶対解ける。だからファイナンス系の公式だけは絶対に暗記すること。

苦手意識がある人はとにかく手を動かして解くこと、そして公式だけをルーズリーフ等にまとめて、経営をやらない日もそれに目を通すこと。おそらくルーズリーフ2〜3枚に全公式がまとめられるはずなので、それだけは覚えることを徹底する。

 

もう一つのポイントはやりすぎないこと。

時間がない人は、経営をあまり得点源にしようと意識しすぎない方がいい。

効率的に、最低限のポイントを押さえて、その分を他の科目に回した方がいい。

私はファイナンスの計算式を徹底的に抑え、それ以外はテキストのキーワードを赤いマーカーで塗りつぶして緑シートで隠して、キーワードだけ覚えるという勉強をした

そんな感じでも科目合格レベルの点が取れた。

経営は短期記憶でもいけると思うので、試験直前に集中して詰め込むのもあり。

 

 

試験前直前1週間で見直すことを意識してやる

限られた時間の中で同じ問題を何度も解く時間はない。

そのため、今日やった論点は論文本番までにもう一度見直すことができない可能性が高い。全体の総復習をする時間もなかなか取れないと思った方がいい。

そこで、重要な論点、苦手な論点、間違えやすい論点等、直前にもう一度見直すべき論点はすぐ見直せるように意識したい。

シンプルな方法としては、ルーズリーフに直前見直しリストを作ること。各科目別に、直前一週間で見直す箇所をリストアップしておく。

または、試験前に見直す用の付箋を該当ページに貼ること。それまでつけていた付箋と区別できるように、色を変える等して本当に重要なポイントを見直せるようにしておく。

試験直前の一週間は、メンタル的にも不安定になり、勉強が追いついていない人ほど何をしていいかわからなくなる。試験前に新しいインプットをしても本番は頭が真っ白になって解けない可能性が高いので、今から直前に見直すポイントを意識して残しておき、直前はそれを見直すのが最も効率的だと思う。

 

 

強い意志を持つ

合格が見えている状況でより精度を高めるのはいいが、勉強が追いついていない状態で勉強するのはかなり辛い。

私も何度も心が折れそうになってしまい、勉強が手につかないこともあった。

そんな時私は、翌年の論文を受けるつもりで勉強をした。

あるいは、落ちてもいいけどせめて一個か二個は科目合格してやるぞというつもりで勉強した。

絶対に論文に受からなきゃと思うと、精神的にかなり辛いので、開き直ってしまうことも大事だ。

その方がいい精神状態で勉強することができる。

もし落ちても死ぬわけじゃない。特に今年短答に受かった人は来年は短答免除になるので、あまり自分にプレッシャーをかけすぎないように工夫しよう。

そして、とにかく最後まで諦めないという強い意志を持とう。

論文は平均よりちょっと上の点を取れば受かる試験だから、自分だけ全然終わっていない気がしても、周りも追いついていない人がたくさんいるので、意外と受かる可能性はある。

とにかく、最後まであきらめないこと。

 

 

まとめ

以上。

とにかく短答お疲れ様です。

とはいえ最終的なゴールは論文合格だと思うので、ここからの88日を有効に使って、是非合格して頂きたい。

まだ辛い時期が続くが、合格すればそれに十分見合ったリターンが得られる、そこは信じていい。

皆さんの合格を願ってます。

 

 

-公認会計士・公認会計士試験


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