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公認会計士試験 12月短答不合格から論文合格するために

2017/05/07

こんにちは。公認会計士GTRです。

(※こちらの目次から他の記事もご覧いただけます。)

 

 

もうすぐ公認会計士試験12月短答の合格発表がありますね。

受験生の方は試験後自己採点して結果がだいたいわかってる人もいるかもしれませんが、毎年合格ラインは変動するし、自分のとった点数が過去の合格ラインと比較してギリギリのラインの場合は、合格発表まで落ち着いて勉強できないかもしれませんね。

私は5月短答で受かったのですが、12月短答落ちた時も5月短答受かった時も圧倒的不合格か圧倒的合格かだったので、自己採点した時点で結果はわかっていました。

 

 

さて、そんな12月短答の合格発表ですが、落ちると相当凹むと同時に、今後の合格までの戦略をどう描くかが難しくなってきます。

5月短答に向けて短答特化の勉強をするか、論文合格までを見越した勉強をするか。。。

私は勉強はそこまで出来た方じゃないですが、だからこそ12月短答落ちて5月短答の勉強し、ギリギリで8月論文も突破するという経験が出来たので、そんな私だからこそ伝えられる事を書きたいと思います。

それはズバリ「12月短答不合格から8月論文するために」です!

 

 

以下は昔アメブロ時代に書いた記事をベースに書き直したものです。

書いたのは受験直後なので、新鮮な記憶のまま書いていますが、逆に情報が古い部分もあると思うのでそこはご容赦下さい。

「私はこうして受かった!」というより「私はこうしなかったから死ぬ程苦労した。こうすればよかったと後悔している」という話が多いです。

 

 

2010年7月後半。2010年合格目標が失敗に終わった私は受験二年目に突入すべくTACの上級に申し込みました。しかし9月まではほぼノー勉強で遊びまくってました。

9月、さすがにそろそろやばいと思い本格的に勉強再開。
前年の経験を踏まえ「まずは12月短答に絶対受からないと!5月はやばい!租税と経営は12月終わってからでも余裕だろ!とりあえず短答特化だ!」という考えで租税と経営には触れもしないというスタンスで行きました。
(ちなみに私は租税と経営のファイナンスが大嫌いで、一年目は上級入る前から授業中受けていませんでした。というか上級の住民税と消費税のテキストや答練をもらうのすら忘れるという状態でした。なのでこの二つはほぼ知識0でした。)

12月、万全の状態で迎えた短答。
正直バッチリ準備し、手応えもバッチリ、余裕だろ!と思って自己採!

 

 

 

あれ…

バッチリ落ちました。

どうやら財務で下らんミスを繰り返したようで100点をとってしまいました。(もちろん財務は200点満点ですw)

さて、こーなると絶望ですね。

当初のプランはズレまくり。

地獄の5月短答受かるためにはすぐにでも短答の勉強をしなくてはならない。しかし租税法と経営は0から授業を受けなきゃならない。

というか5月短答受かるか?5%切ってるんだぞ?大丈夫か俺?俺の人生終わった?

この絶望感。短答終わったばかりの方の中にはわかっていただける方も少なくないのではないでしょうか?

 

 

 

しかし、そんな事であきらめる私ではありません。

「短答終わってすぐ租税だけに集中して、年内に全て終わらせてやる!そうすりゃ年明けから短答特化しても間に合う!とにかく、年内は租税の鬼になる!」

そんな強い想いを胸に、12月は遊び倒してしまいました・・・

 

 

結局租税経営0で2011年に突入。

私はとりあえず5月短答合格だけを目標にし、短答四科目に集中しました。

しかし四科目に関しては3月までは論文に必要となる知識を中心に勉強し、その知識を土台に3月から短答特化する。という戦略を立てました。

特に計算は短答も論文も基本同じですからね。租税と経営は5月短答後からなんとかする、してみせる!

そうして勉強を続けました。

 

 

結局、基礎答練、応用答練、3月の全答は全て受けませんでした。

そしてむかえた5月短答。背水の陣。

正直手ごたえはあまりなく、管理は足切りすらありうると思いました。

自己採は怖くて3日ぐらいできませんでした。

 

 

今でも覚えているのですが、5月短答から数日後、サッカー日本代表のキリンチャレンジカップがありました。

日本代表に勇気をもらい、自己採しました。

結果…

得点率80%

無事合格。死ぬ程うれしかったです。論文合格や内定通知よりうれしかった。

 

 

 

さてさて、そうして喜んだ私ですが、本当の地獄はここからでした。

無事短答受かったわけですが。

この時点で

  • 租税基礎+上級30コマ
  • 経営13コマ
  • 論文直前講義や新試験委員対策等が10コマ弱
  • 基礎答練、応用答練、3月全答、租税アクセス(TACの早朝にやる一時間答練です)

が全て手付かずでした。

さらに直前答練も始まろうとしていました。

もう笑うしかない。

 

 

このような状態だったので、全科目をやり合格を目指すか、監査企業経営にしぼって科目合格を目指すかでかなり迷いました。
たぶん一週間ぐらいは決めきれずにいました。

しかしまわりのアドバイスもあり、全科目やる事に決めましたが、今思うとこの判断は大正解でした。

 

 

そんなわけで、少なくとも全科目足切りは避けなくてはならないので、まず租税をつぶすことにしました。

なるべく早く、租税を足切り回避可能レベルまで上げる!
とにかく租税だけに没頭しました。

とにかく授業を聞き(音声をiPodで1.5倍速で)、テキスト、トレーニング、アクセスだけひたすら回しました。
理論はどう考えても間に合わないので捨てました。授業聞いてもいません。

その結果租税つぶし終わったのは7月あたま。

6月は租税以外の科目はテキストにすら触れてません。

そこから7月前半は経営だけやりました。

 

 

そして全答。まぁ死にました。
しかし思ったほど悪くはなかった。

そこから一ヶ月は財務理論、管理理論、租税計算、経営、監査をテキスト中心に見直し、租税計算と監査のみ答練もやりました。
全答の手応えから監査がいちばんやばいと考えたのでそこを重点的に。
財務と管理の計算は短答の時にかなりやり、大丈夫そうだと感じたので、短答以降全答まで一度もやってません。

ラスト一ヶ月はとにかく精神的にキツかった。毎日不安との戦い。何度か現実逃避もしました。

やはり勉強が全然終わっていない状態で直前期をむかえると、「どうせ無理だろう。あきらめてしまえば楽になる。やめてしまいたい。」と考えてしまいますね。

そこで私は2012年目標で勉強するつもりでやりました。

「ここで頑張れなければ、けっきょく落ちて来年になってもダメだ。だから来年のためにも今全力でやろう。もし科目合格とれれば来年楽になるし。」

そう考えると不安は少しうすれて勉強も手につくようになりました。

 

 

実際私は本試験の二週間前ぐらいにTACの2012年目標の飲み会に参加してしまいました。(これはマネしない方がいいです)

そんな感じで全く期待せず。緊張もなく。ある意味リラックスした良い状態で試験にのぞめました。

 

 

手応えはとしては「思ったより戦えた。が、やはり厳しい。」といった感じです。

私の中では合格率10%科目合格の可能性40%といった感じです。気持ちはすでに次をみていました。

今思うとただのバカですが、論文翌日7時にTAC行きました。2012年目標としての初日から本気でスタートダッシュをきるというゲン担ぎ的な意味もありましたが。

そのぐらい受かった気はしなかった。

 

 

 

そして合格発表の前日も普通に朝からTACで勉強してました。

そして合格発表。

 

 

 

 

受かってた。

 

 

 

 

奇跡ってあるんだなって思いました。

私のエピソードが無駄に長くなってしまいました。

ここまでは自分がどんだけダメなやつか自慢しただけですね。

ここから少しまとめてみます。

私自身が12月短答不合格だった時に、不安に思った事や疑問に思った事がありました。

それについて合格した今の私の立場から回答してみます。

 

 

 

Q そもそも合格率3.5%の5月短答合格なんて無理ではないか?

A 無理ではない。実際に私は受かった。

 

 

Q 受かるのなんてほんの一部の人で、私には無理ではないか?

A 確かに、5月短答は相当ハードルは高い。私自身もう一度受けて受かる気はあまりしない。しかしそもそも会計士試験自体最終合格率6%台の試験になってしまった今、この試験を目指す以上はその「ほんの一部の人」に入る必要がある。だから予備校の全答では必ず100番に入る事を目指そう。

(※今の試験では合格率はもう少し上がっているらしい?昔より5月短答の難易度が下がっているのかもしれませんね)

 

 

Q 5月短答合格から論文合格は厳しくないか?

A 厳しい。しかし、思ったよりもいるというのが就活をして私が感じた事。5月短答からのいきおいそのままに勉強を続けられれば不可能では無い。
私個人の意見だが、5月短答に比べれば論文はちょろい。もちろん逆の考えの人もいるだろう。

 

 

Q 5月短答を勝ち抜くためにはすぐにでも短答対策に特化すべきではないか?

A 難しくところ。確かに短答に受からなければ租税や経営の勉強も無意味になる。
私個人の考えとしては、12月短答でギリギリだった人、あるいは12月にやらかしたが予備校の答練ではA判定がとれてる人は2月いっぱいまでは論文の勉強もして大丈夫だと思う。
もし私がもう一度短答を受けるとしてもそうする。しかしこれは人によって考え方はそれぞれだと思う。

 

 

Q 基礎答練、応用答練、全答練は受けなくて良いか?

A 受けれたら受けた方がいい。しかし絶対ではない。
特に全答に関しては、毎年三月後半にあるが、それを受けてから短答に切り替えると間に合わない場合がある。
私は一年目落ちた時にそう感じた。
予備校の講師の方は受けるようにアドバイスされる方が多いが、短答受からなければ論文に進めない事を考えると、思いきって受けなくても、それは「逃げ」ではないと私は思う。
判断は自己責任で。

 

 

Q 5月短答に受かるためには何をすべきか?

A わからない。
(私自身の短答対策は後日書きます。)

 

 

Q 5月短答後、論文に合格するためには

A これは全て私個人の考えだが…

まず、現時点で租税が手付かずの人は、直ちに租税の計算を徹底的にやるべき。
基礎機(あるいはTACでいうレビュー)・上級期の講義を聞きながら勉強しても、死ぬ気でやれば1
月の前半までには答練で平均点以上は出せると思う。
私は一ヶ月で30コマの講義とその復習は出来た。
私は授業も含めて租税を全て短答後にやったが、これは明らかに良くない例。
短答後に租税を始める事は致命的な遅れにつながり、租税が終わらないだけでなく、他の科目の足も引っ張る結果となる。
逆に租税の計算さえつぶせれば、残りは短答後でもなんとかならなくもない。
(※私自身租税は最も苦手だったが、克復すれば楽しくなる。克復方法は後日書こうと思う。)

租税をある程度やってる人は、理論科目の、短答でやらない事の暗記を行う事をおすすめする。
2月ぐらいまでに一通りおさえておけば、以外と短答後もすぐに思い出せる。

また、財務と管理の計算が苦手な人はやはり計算を徹底的にやる事が重要。計算は短答も論文も必要なものだから費用対効果は高い。
計算が苦手でない人はそこまでやる必要は無いかもしれない。どうせ今やっても忘れるとこは忘れるし、短答前に一通りやる事になるはず。

 

 

Q 租税が重要なのはわかったが、短答前に経営はやらなくていいのか?

A もちろん余裕があればやるべき。特にファイナンスはおさえておくと楽になる。しかし時間が無ければ不要。
私は7月から始めたが経営だけでみれば全答100位以内、本試験でも科目合格がとれるレベルだった。

 

 

Q 5月短答の人が有利な事は?

A やはり油断が無い事。短免や12月短答合格組は気が緩みがちになるのは否めない。直前期になっても上手くペースを上げられない人も少なくないと思う。
一方5月短答を目指す人は油断してる余裕等無い。5月短答を突破出来れば財務・管理の計算は短免・12月より優れていると思う。
また論文でも監査や企業では短答的な知識が聞かれる事もあり、そうした場合も対応出来るだろう。

 

 

Q 仮に短答に受かったとして、勉強が追いついていない場合科目合格狙いで一部の科目に集中するのもありか?

A 難しい問題だが、個人的には全ての科目を受けるべき。
私自身の経験や周りの人の話を聞いた中で、「科目合格は狙ってなかなかとれるものではない。しかし狙わないと意外ととれてしまう。」という印象を受ける。
科目合格自体のハードルはそれなりに高いので、狙った科目で確実に科目合格できる保証は無い。
むしろ全科目受けて、自然とたまたま良くできた科目があり、科目合格とれるケースの方が多いと思う。

またその年に合格出来る可能性が残っているのにそれを自ら捨てるのはもったいないと思う。

しかし社会人の方などでもともと長期計画で考えてる人は、科目合格を着実に積み上げて合格する方もいる。
ようは不安だから科目合格に逃げるという事はおすすめしないという話。

 

 

 

といった感じでしょうか。

どれも私自身の考えであり、やり方は人それぞれです。

これを鵜呑みにする事無く色々な人に相談してみるといいと思います。

おわり。

 

 

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-公認会計士・公認会計士試験


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