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公認会計士試験合格までの道のり10 〜短答後論文まで〜

2016/04/17

 

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短答の合格が確定的となったわけだが、未だに租税と経営は手付かずで、他の科目も論文答練等は放置していたのでこのまま論文合格を目指すのは相当厳しいものがあった。

そこで、今年は科目合格狙いでいくか悩んだ。

 

 

 

やはり租税法はかなりボリュームもあり、今から始めて間に合わせるのはかなりキツい。計算科目だから、覚えりゃいいという問題じゃなく、アウトプットのトレーニングもしなきゃ得点には繋がらないし、どう考えても終わる気がししない。

仮に間に合ったとしても他の科目に手が回らなくなって、結局科目合格すら取れず落ちるという事は十分あり得る。

それならば、今年は科目合格狙いで臨み、来年受かる計画に変えた方が得策じゃないだろうか?

会計学の科目合格を狙うのは厳しいので、今から経営を集中的にやり、理論科目の企業、監査、経営の三科目に絞って科目合格を狙った方が現実的な気がした。

そうすれば今年は無理でも来年確実に合格出来るだろう。

 

 

 

 

しかし、結局私は全科目で受験する事を決めた。

理由は色々あるが、やはりわずかでも今年合格する可能性があるのだから、それを自ら捨てるのはもったいない気がしたのが最大の理由。

他の理由としては、科目合格はけっこうハードルが高く狙ってとれる保証は無い事。

そして今年科目合格が可能なレベルの科目なら、むしろ得点源として残しておいた方がいいかもしれないと思った事等。

 

 

 

 

そんなわけで全科目合格を目指す事にした。
そのためには租税法と経営学を少なくとも足切りにならないレベルに引き上げなければならない。

そのため何とか一ヶ月で租税法を0からある程度完成させ、七月ぐらいから経営学も始めて、TACの全答までには一通り終わらせる事を目標にした。

無謀な計画だがやるしかない。

 

 

 

 

そこからはひたすら租税租税租税租税。

授業すら受けていなかったので授業を受けるとこから始めたが、基礎から上級まで合計31コマ×3時間あった。

パソコンでダウンロードした授業の音声を1.5倍速で一日1〜2コ聞き、その後はひたすらトレーニングを解いて復習。それを延々と繰り返した。

租税はとにかく計算の公式さえ覚えてしまえば勝てる。

ひねった問題はあまり出ず、出ても埋没になるため、基本の公式を覚えてしまえばあとはそこに当てはめるだけで割と簡単に答えは出る。

租税の公式は全然理論的じゃないので、最初は覚えるのが苦痛でしかなかない。

 

 

 

少数の四捨五入とか統一しろやクソが。とか

 

 

 

12/36ってなんだよどう考えても1/3でいいだろうクソが。とか

 

 

 

覚える式多すぎ無駄に毎年改正してんじゃねーぞクソが。とか

 

 

 

むっちゃイライラしたけど、ただ、ひたすら、無心で覚えるしかないのだ。

 

 

 

しかし租税を集中的にやって問題が解けるようになると、だんだん租税が楽しくなってきた。

それでも租税の理論までやると本当に終わる気がしなかったので理論は完全に捨てた。理論テキストは開いてもいない。

そんな状態ではあったが、何とか計算は一通り回すことができた。

 

 

 

 

結局租税が終わったのは7月ちょっと入ってから。

もちろん完璧には程遠い状態だったが、そろそろ経営もやらなきゃいけないと思い経営に取りかかる。

経営も、授業10コマぐらいを音声講義で受けた。最初ファイナンス論の計算でつまづいたが、そこを乗り越えてしまえば理論は単純な暗記で楽だった。

 

 

 

 

ファイナンス論の計算は、純文系の自分からすると最初はジンマシンが出るような数式がいくつかあったが、もう考えるのはやめた。

何を表している式なのかよくわからないが、これはこういうものなんだと思い込んで、とにかく公式を覚えた。

理論は基本的な単語レベルを覚えればいいため、こちらも理解とかは無視し、ただ単語を暗記した。

テキストの太字の単語を、暗記用の赤マーカーで塗りつぶし緑のシートで隠してひたすら繰り返す。

これだけ。

 

 

 

こうして短答後からTACの全答までの間は完全に租税と経営だけに集中し、他の科目には全く触れなかった。

そして受けた全答は2000人中1000位ぐらいの成績でD判定。

思ったより良かった。

短答四科目は短答の勉強をする中で論文の知識もある程度詰め込んでおいたのが効いていた。

また財務と管理の計算は短答の時に徹底的にやり込んだおかげで、短答後一ヶ月以上完全に放置しても十分戦えるレベルだった。

 

 

 

 

そこからはまだまだ弱い租税と経営、全答で出来なかった監査に重点を置きつつも、一応全科目見直しをした。

とにかく、時間が無かったので論文答練や直前講義の内容はほとんどらやらなかった。

難しい論点とか、今年出そうな論点とか、全部無視。

ただひたすらテキストの基本だけをしっかりやる。

残り時間で出来ることは本当に限られてる。

時間がないから、それしかないと開き直った。

また、計算問題を解く時間は無かったので財務と管理は要点をまとめたノートだけを見て、計算の解き方を頭でイメージして、問題は全く解かなかった。

電卓を叩くのは租税法のみ。

 

 

 

ここから本当に時間が無くて、プレッシャーもあり毎日ツラかった。

やはり「勉強してもどうせ今年は無理じゃないか」と考えると、不安で勉強が手に付かなくなる。

モチベーションも不安定だった。

数日間友達と遊んだり、無駄にゲームをやったりして現実逃避して全く勉強しない事もあった。

 

 

 

今年の合格を目指して勉強すると本当に勉強が手につかなかったので、来年合格目標で、今年は来年のための模試のつもりでやることにした。

これでなんとか勉強が手につくようになった。

2012年目標の飲み会にも参加した。周りには泣き言ばかり言っていたと思う。

それでも出来る限りの事はやった。

本当に最後の最後は自分との戦いだと思った。

そしてむかえる論文式試験。

 

 

 

 

 

つづく。

 


-体験記-公認会計士試験合格までの道のり


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