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公認会計士試験合格までの道のり2

2017/06/04

 

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今回は予備校の授業開始〜基礎期の後半ぐらいまでの話。

 


 

予備校の授業開始 つらく孤独な基礎期前半

TACでの授業が始まると同時に、私は大学を1年休学した。

色々なリスクを考えると、在学中に受かるということのメリットは大きかった。

 

 

授業は2月から始まり、最初は財務会計論と管理会計論だけだった。

 

 

確か財務会計論が週2コマ。

管理会計論が週1コマ。

合計週3コマぐらいで入門の授業がスタートした。

 

 

簿記3級すら持っていなかったわけだが、計算の授業はわりと楽しかった。最初は。

一ヶ月ぐらい経ち入門が終わって基期機に入ると財務だけで授業が3コマになり、徐々に企業法等も始まった。

授業数が多い財務の復習だけで手一杯になり、財務も復習してもどんどん忘れていくため、この時期がかなりキツかった。

 

 

特に管理はあまり勉強時間を確保できず、完全に苦手科目と化していた。

どんなに頑張ってもミニテスト(前回の授業の復習テスト。10分程。)で満点をとれない日が続いた。
そして理論は本当に何を覚えていいかわからなかった。

企業法は無駄に条文の内容まで丸暗記しようとしていたし、財務の理論はテキスト開くだけで眠くなるし。

 

 

また、私は当初TACの自習室のピリピリした空気が嫌で大学で勉強していたため、友達が全く出来なかった。

また、予備校と大学が少し離れていたし、そもそも経営や経済学部でもなかったため、大学の友人で会計士を目指している奴がいなかった。

情報交換も出来ず、孤独に無我夢中で勉強する日が続いていた。

 

 

直前期を除けばこの時期が1番キツかった記憶がある。

基礎期の序盤は勉強の仕方もわからないし、やっても忘れるの繰り返しで、全然前に進んでいる気がしなかった。

何度も自分は会計士向いてないんじゃないかと思った。

 

 

とてもつらい時期だが、ここでどれだけ頑張れるかがその先の合否に大きく影響する。

まだ勉強の面白さもわからない時期なので、ここで頑張らないと最悪の場合ドロップアウトしてしまう。

ある程度勉強が進んで、試験の全体像がわかると自分でうまくペースをつかめるし、多少勉強しない時期があっても気合いで取り返せる。

しかし最初のこの時期は勉強のゴールが全然見えなくて、終わりのない勉強に思えて、一旦勉強から離れてしまうと復帰するのは相当難しい。

 

 

忘れないで欲しいのは、つらいのみんな同じってこと。

決して自分だけができないのではなくて、全員がつまづく壁があるので、悲観的にならなくていい。

英語や数学と違って、会計の勉強というのはほとんどの人が会計士試験で初めてきちんと勉強するものなので、スタートラインはみんな一緒。

みんな同じ辛さを感じている。ここでこの苦しさを我慢してしっかり基礎を作ることが本当に大事だと思う。

 

 

 

基礎期前半の勉強法

勉強の仕方でいうと、基礎期はとにかく計算科目を最優先でやることが大事。

財務と管理の計算で絶対に苦手意識を作らない事。

 

 

理論は、各章ごとに勉強をして、わからない章があれば後で集中的に勉強することもできる。

苦手なところがあってもとりあえず前に進める。

理論科目のイメージは、各論点ごとに1本ずつ木を植えて、育てていくイメージ。

それぞれの知識は相互に関連する部分もあるが、基本的には独立している。

 

 

一方、計算科目は、知識の積み上げで成り立つピラミッドみたいなイメージ。

基礎期が全ての土台となり、その上に上級期の知識を積み上げていく。

だから、基礎期にしっかりとした土台を作らないと、上級期の知識も当然積み上がらない。

 

 

計算科目でこの時点で苦手意識を作ってしまうと、この先ずっとそれを引きずる事になる。

勉強自体が嫌いになってしまう最大の原因なので要注意だ。

最悪企業法や監査論は上級からで本気出せばどうとでもなる。

 

 

だから基礎期は計算科目を最優先でやり、絶対に次の授業までに前回やったところをしっかり復習しおくこと。

そして何より絶対に授業を休まない事が大事。

 

 

あとは早めに友達を作る事。

やはり自分のモチベーションを維持する最も有効な手段は同じ目標を持つ、切磋琢磨できる仲間を見つけること。

基礎期はわりとみんな孤独に勉強しているので、みんな友達を欲しがっていると思うから、是非積極的に声をかけてみるといい。

こっちから声をかければきっとすぐ友達になれるだろう。

 

 

 

 

私も最初の頃はなかなか周りの人に声をかけれず、一人で黙々と勉強する時期が続いた。

そんなある日、10年目標のクラスで飲み会が企画された。

友達が欲しかった私にとって絶好のチャンス。

不安半分わくわく半分で参加する事にした。

 

 

仲間と切磋琢磨し受験生活に慣れてきた基礎期中〜後半

飲み会では10人くらいの人と話したが、やはりみんな同じ悩みを持っているため、わりとすぐ仲良くなれた。

また飲み会後もそれがきっかけでけっこう知り合いは増えた。

飲み会で話した友達と廊下ですれ違い、その時向こうが一緒に連れている友達を紹介してくれる、みたいな感じで一気に知り合いの輪が広がった。

 

 

勉強仲間が出来るとやはり刺激になるし、情報交換出来るし、わからないとこは教えあえるし、かなりモチベーションが上がった。

それからはみんなTACの自習室を利用している事もあり、私もTACの自習室を利用するようになる。

 

 

なお、会計士試験の合格率から見ても、会計士試験で合格できるのは少数派だ。

ただ、やはりみんな受かるグループと、誰も受からないグループがある。

あくまで公認会計士試験合格が目的であることを考えると、どんなグループに属するかは地味に大事かもしれない。

 

 

私の仲良くなった友達は勉強のできるグループだった。

当時はそんなことは意識しなかったのだが、今思うとそこにはある必然というか、共通点があった。

その共通点とは

①授業中の一番前の方にいて

②自習室に長くいる

ということ。

 

 

やはり、授業を前で聞いている人たちは基本的に勉強のモチベーションが高い。

そして、自習室に朝から晩までいる奴は努力ができるやつ。

授業の最前列の取り合いや、自分がその教室に一番長くいて勉強してやるんだと思っていると、いつも勝負する相手が同じになってきて、お互いすごく意識するようになる。

 

 

そういう奴とは飲み会で話しても

「いつも一番前にいますよね?」とか「いつもXXX号室で夜までやってますよね?」という話で盛り上がった。

結構相手も自分のことを意識しているものだ。

TACには現役高校生からサラリーマンの方まで年代も幅広い方がいたが、年齢にかかわらず自然とそうした奴らと仲良くなっていった。
&
こうして友達もできて、予備校生活がかなり安定してきた。

 

 

 

基礎期中〜後半の勉強法

この頃(基礎期の中~後半)は、勉強する日はだいたい朝9時ぐらいに予備校に行き、18時まで勉強。

昼飯夜飯その他の休憩等を入れて実質勉強時間が5~7時間ぐらい。

18時から講義3時間という感じだったと思う。

 

 

それとバイトもしていたので週2~3日ぐらいはほとんど勉強出来ない日もあった。

それからまだ長時間の勉強に慣れていなかったから、けっこう休憩を入れながらやっていた。

勉強に飽きたら近くの書店に行ってぶらぶらしたり。

(一度ブックオフで漫画の立ち読みをした事があったが、気付いたら一日中立ち読みしてたのでやめた。)

あとは眠い時は一回外に出て街をぶらぶら歩いたり、何か食べたりして息抜きしたり。
土日は朝から夜まで勉強して、夜はサークルの練習(趣味のスポーツ)があったので、そこで運動したり、そのまま飲んだりしてた。

正直この頃はそこそこ遊んでいたしあまりストレスは無かったと思う。

そして周りにも知り合いが増えて、実力テストの結果で毎回上位者が発表されるので、だいたい誰が「デキるやつ」なのかがわかるようになって来た。

 

 

この頃は、計算科目を中心にひたすら基本問題を解いてインプットしていた。

この時期の最大のモチベーションは実力テストで名前を売ること。

自分の周りは勉強ができるやつが多かったので、そういう奴らは成績表の上位に名前が載っているのだ。

特に簿記1級を持っている奴はこの頃無双していた。

周りにそういう奴らがいると、当然負けたくないし、そんな仲間たちの中で私はまだ一度も上位者に食い込む事が出来ていなかったので、何とか上位者に入ろうと必死だった。

 

 

当時の上位者はやはりけっこう合格している。

それを考えると、この基礎期の中〜後半ぐらいから、少しずつ差が開いてのだろう。

ただし、この時期に成績の最上位をキープすることが重要かというと、必ずしもそうではない。

ただ、だから基礎期のテストは気にしなくていいというわけでもない。

 

 

もし受験生を成績順に上から上位、中位、下位に分けるとしたら、基礎期は中位と下位の間で大きな差が出来る気がする。

一方、上級期・直前期は中位と上位の間で差が開くようなイメージ。

 

 

なので基礎期で大事なのは上位に入れなくてもなるべく平均以上を維持する事が大事。

私は結局実力テストで上位10番ぐらいに入れたのは一度だけだったが、この時周りと競って実力テストを頑張ったおかげで、ほとんどの科目で基礎をしっかりつめこめたと思う。租税を除いて。

だから、最初うまいこと成績が上がらなくても、しっかりと中位グループについていこう。

ここでしっかりと中位を維持すれば、直前期に先頭集団を追い抜くチャンスはいくらでもある。
そんな感じで勉強しつつ、夏休みシーズンに突入する。

 

 

 

つづく。


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