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公認会計士試験合格までの道のり5

2016/04/17

TSU853_kinmirani

 


 

 

さて、12月は全く照準に入れてなかったので2010年5月が実質的な初短答となる。

 

受験前の状況としては、比較的計画通りに進んではいた。

基礎答練・応用答練は監査と財務で何度か全国100番以内に入ったが、管理と企業はそんなに良くなかった気がする。全答練は租税と経営以外はたぶんそこそこだと思う。

しかしTACに住所変更を伝えておらず成績表が届かなかったので順位は不明。

 

 

どうでもいい話だが、いまだにこの時の租税法の問題がやたらふざけた内容だったのを覚えている。

確か、登場人物の甲だか乙だかいう人が、家が燃えたり、貯金が盗難にあったり、とにかく悲惨な目にあう話。

 

 

3月の全答が終わったらいよいよ短答直前期。この時期はさすがに遊ぶ余裕も無いし人と会わなくなる。

しかも4月から大学の同期が就職して、いよいよ落ちるわけにはいかないというプレッシャーが強くなって来て、精神的にそこそこ辛かったが、予備校の休憩室で仲間と話す事でだいぶ救われた。本当に受験仲間の存在は大きいと思った。

 

 

ただし受験仲間と話しすぎて気付いたら2~3時間たっているという事もよくあった。

直前期はみんな不安を抱えているし、答練の問題等について語り出すと話が止まらなくなる。人と話すのが好きな人はきっちり時間を決めて話した方がいいだろう。

 

 

そして短答直前答練でそこそこの結果が出てきてたし、だんだん不安よりは受かるんじゃないかという期待感が強くなっていった。短答全答はあまり出来なくて落ち込んだが、全体的に難しかったらしく思ったよりは上位だった。確か300位ぐらいでB判定。

全答後は20日ぐらいしか無いと思うが、ここで頑張れば十分挽回可能。全答の結果に満足してペースを落としてしまう人もいるため、全答と本試験の結果が逆転する事は良くある。

全答後は基本的に新しい知識は入れずこれまでやって来た事に穴が無いか見直したり、苦手な所を見直したりしてた。あとは手付かずだった金商法を徹底的にやった。

 

 

 

そんなこんなであっというまに短答当日。短答直前期は本当にあっという間で記憶が全然無い。とにかく毎日必死に勉強した。

確か会場は東洋。雨が降っていて寒かったのを覚えてる。12月に早稲田で受けた時はトイレが少なすぎてテンパったが、東洋はトイレの数も多く、机も悪くなかった。

準備は万全。絶対受かる!と自分に言い聞かせながら試験本番を待った。

 

 

 

手応えは…正直厳しいかなと思ったが、落ちたか微妙なとこだった。が、結果どうのこうのより開放感の方が強かった。

自己採点の結果は69%。なんとも微妙な結果だった。

 

 

 

自己採点の結果に落ち込んでたので、3日ぐらいは勉強もせずTACにも行かなかった。

3日後にTACに行くと、やはり周りも7割越えた人はほとんどおらず、「ボーダーが下がるのではないか?」というウワサがあった。

わずかに希望を残しつつ、論文直前講義を受けた。

 

 

しかしそれから1ヶ月は正直全く勉強に身が入らなかった。

おそらく短答合格していたとしても論文で落ちていただろう。

 

 

5月短答受ける人は、もし多少結果が悪くても決してあきらめず、発表までの時間を無駄にしないようにしてもらいたい。

私の友達に自己採点の結果はボーダーを切っていたが合格出来たやつがいた。おそらくマークミスが良い方に転んだのだろう。

また4割切っても足切りが発動されない事もある。

なのでギリギリ落ちたと感じるレベルなら、絶対に論文に向けて勉強して欲しい。

合格発表日まで勉強していなければ、もし受かっていた場合一生後悔する事になるだろう。

いっそのこと自己採点しないのもありだと思う。

 

 

 

そして合格発表日。

ボーダーは71%

合格率4%台

…不合格。

 

 

 

この時は金融庁を恨んだ。

今でこそ5月短答は12月短答よりボーダーが下がるようになったが、当時は5月短は12月短答のボーダーがそのまま適用されており、12月短答が合格率10%だったのに対して5月短答は4%台と明らかに難化していた。

試験制度が変わってから最初の短答であり、それまでは5月のみだったため、5月に照準を合わせて始めた受験者も多かった。

5月短答の人数を12月短答より少なくするつもりなら、初めからそうだと発表してくれていたら良かったのに。

そうすれば予備校のカリキュラムが終わっていなくても全力で12月短答に照準を合わせたのに。

最初から5月短答に向けて勉強していた自分がバカみたいではないか。

 

 

まあ、受かっている人もいるわけで私個人については言い訳でしかないが、実際問題として、大量合格・監査法人大量採用→一気に試験難化・監査法人就職難という流れで受験者数は当時から大幅に減少し、監査法人も人手不足で困っている現状を見ると、会計士試験の場当たり的な動きにはやはり疑問を感じてしまう。

 

 

 

こうして私の受験一年目は終わった。
二年目につづく。

 


-体験記-公認会計士試験合格までの道のり


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