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公認会計士試験合格までの道のり7

2016/04/17

 

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10月に入ると周りもまた、だんだん短答を意識した直前期の空気が漂い始めた。

ただ前回の短答でも2%足りなかっただけだし、前回の知識プラスさらに数ヶ月勉強すれば12月短答は余裕だろうと考えていた。

また5月短答ではほとんどの人が受からなかったため、2010年目標から2011年目標に移行した人はかなり多かったが、やはりみんな一年目に比べて余裕を持っている感じだった。

実際私自身アクセスでもだいたい名前が上位に載るようになったし、短答答練も上位だった。

 
二年目以降は友達も多いし、授業はある程度わかってるからキツくないし、アクセスや答練でもそこそこの点が取れるため、予備校に居るのがなんとなく心地良くなり、受験生活を楽しめるようになってくる。

しかし見方によってはこれはけっこー危険だと思う。

私自身がそうだったのだが、一年目のようなストイックさがなくなり、勉強も一通りの事はおさえてマンネリ化してくる。

「絶対受からなきゃ」という意識が薄くなる。

「会計士試験という難しい試験を頑張ってて、予備校で上位の自分」に何となく満足して来る。

予備校の答練「だけは」良い成績が出るようになり、それに満足して油断する。実際は予備校の答練に慣れただけで本番はそこまでとれない。

 

 

 

という状態になり、ベテランになってしまう危険性が高まると思う。

予備校でいつもかなり上位にいて、周りの受験生から尊敬の眼差しを向けられてるのに、全然受からない人というのはけっこういると思う。

会計士試験は短期決戦である。

2年も3年もかけて色々知識を詰め込んでもダメなのだ。

試験前の1年、半年、1ヶ月、一週間。そこでどれだけ頑張れるかで勝負が決まると思う。

だからこそ答練の成績はそこまで良くなくても1年や2年で合格する人が多いのだと思う。

過年度の方はあまり過年度の知識を過信せず、謙虚な気持ちで勉強した方が良いと思う。

 

 

 
そんな感じで10~11月に入っても勉強は頑張っていたし成績は良いのだが、どこか一年目程の勢いが無い状態で勉強を続けていた。

そしてむかえた短答全答。

成績は目標通り100番以内には入れた。

確か70位か90位前後だった。

油断はせず最後の追い込みに入ったが、正直このままやれば受かるだろうと思っていた。

 

 

 

 

TACの短答全答は目標通りの成績を残せ、良い状態で本試験に向かっていた。

ちなみに私の戦略としては、

得意な企業で85
監査は無難に75
苦手な管理は少なくとも60はとり
財務は無難に150
合計370(74%)以上を目指す!

という感じだった。

 

 

 

 

そして本試験をむかえた。

しかし、試験前日初めて「眠れない」という状態に陥った。

高校受験でも大学受験でも前回の短答でもこんな事は無かったのに。

特に緊張してたわけでも無かったのになぜか全く眠れなかった。

眠れないと「眠らなきゃ!」というプレッシャーで余計眠れなくなった。

「こんな状態じゃ明日はやばい…」と泣きそうになったが、その時ある事を思い出した。

高校受験の時予備校の先生が「試験前日は緊張で眠れなくなるかもしれません。そんな時は眠れなくても布団に入って目を瞑りましょう。人間は横になって目をつぶっていれば眠っていなくても体力の80%は回復するそうです。」と言っていた。

本当かはわからないが、これを信じて横になった。

たぶん朝5時ぐらいまでは眠れなかったが、当日体調に異変は無かった。

予備校の先生に感謝である。

 
そして当日。

会場は早稲田。

同じ机の隣が予備校で仲の良い友達で、何となく本番はリラックス出来て良い雰囲気だった。

問題も前回の短答に比べるとかなり易化していた。

企業は簡単すぎた。

監査もいつもより出来た。

管理はいつも通りあまり出来なかったが、企業と監査でカバー出来そうだった。

財務も特につまづく事なくスラスラ解けた。

 

 

 

 

手応えとしては「よっしゃ!これは受かった!」と思った。

試験後は意気揚々と予備校仲間と飲みに行った。

家に帰って自己採点。

企業90

監査75

管理55

ここまでで73.3%

まぁこれは大丈夫だろうと思って財務の自己採点をしたのだが…

財務は最初の問題から連続5問間違っていた。

この時点で40点落とした計算だ。

 

 

 

 

そこからは怖くて自己採点出来なかった。

その後は合格発表日まで論文に向けて勉強していいか短答に向けて勉強すべきか迷っていて、あまり集中出来なかった。

そして合格発表日。ボーダーは73%だった。落ちてた。
その後財務を自己採点したら100点(50%)だった。

トータル64%で余裕で落ちていたわけだ。

私は財務はむしろ得意科目のつもりだったし、前回の短答含め答練で65%をきった事はなかったのだが…
敗因は自分の中でもハッキリしていた。

それはスラスラ解いてしまった事。

企業から管理までの調子が良かったため、財務はかなりうわついた気持ちで解き始めてしまった。

そしてパッと見は問題が簡単に見えたので、理論は途中で答えを見つけたら最後の肢をちゃんと読まなかったり、計算は計算結果と選択肢が一致したらすぐそれに飛びついてどんどん解こうとしてしまった。

実際は引っかけ解答にまんまと引っかかったわけだ。

後で解き直すと難なくとけるものがけっこうあった。

もう少し慎重にやっていたら…

とにかく完全に自分のミスだった。

 
つづく。

 


 

-体験記-公認会計士試験合格までの道のり


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