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公認会計士試験合格までの道のり9 〜5月短答〜

2017/09/20

 

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震災から5月短答までは本当にあっという間だった。

 

 

 

3月から本格的に短答対策を始め、とにかく徹底的に知識を詰め込みまくった。

計算問題は解くスピード、ミスをしないことをとにかく意識して問題を解く。

2月までに要点を整理したテキスト・ノートを作ったことがかなり効果を発揮し、各論点の大枠はざっと自分で作ったまとめてに目を通すことで復習ができたため、2週間で全論点を一周させることができるようになった。

 

 

 

短答の全答練がある頃にはほぼ完璧と言える出来に仕上がっていた。

短答全答は確か総合78%ぐらいで全国で10位ぐらい。自分のTAC校舎ではトップだった。

ただ前回も全国100位以内のA判定で落ちているため全く油断はしなかった。

予備校の答練は慣れがあるから良い点取れるが、本番は絶対こんなにとれないというのが嫌というほどわかっていたから。

 

 

 

全答までにはほぼ網羅的な知識のインプットが完了していたから、新しいことはせずにひたすら今までの繰り返し。

この頃には全論点を1週間で概ね一通り目を通せるようになっていた。

また、3月以降短答の答練や問題集で間違えたところや曖昧だったところだけをルーズリーフにまとめていたので、全体の論点を定期的に見直しつつ、間違えやすい論点だけを繰り返し繰り返し頭に入れた。

そして間違えやすい問題をまとめたルーズリーフの、さらに直前に間違えたところだけチェックマークをつけて本番持って行った。

 

 

 

試験前日にはもうやれることは全くなくなったので、すっきりした気持ちで早めに家に帰った。

特に気負っているつもりはなかったが、12月短答の時のように前日の夜は全然眠れなかった。

ただ、12月短答の時はあまり眠れなくても本番に影響は無かったので、眠れないことに対する焦りはあまり無かった。

 

 

 

 

そして迎えた本番。

 

 

 

 

確か校舎は明治大学で、机がすごく狭かったのを覚えている。

早稲田の時は横長の机で、問題を横に広げることができたが、明治の机は一個ずつ分かれているタイプで電卓をおくと問題があまり広げられなかった。

 

 

 

手応えはそこまで良く無かった。

特に管理会計は全然解けなかったので、足切りが不安になるほどだった。

 

 

 

そんな出来だったから、怖くて自己採点する気にはならなかった。

どうせ自己採点しても微妙な点数だと不安で論文の勉強が手につかなそうだから、自己採点はしないで論文の勉強をしようかと思っていた。

ただ、一緒にいた友達が試験後明治で早々に自己採点を初めて一喜一憂していたので、自分の点数もすごく気になってしまった。

 

 

 

 

そこで、自身があった企業法だけハズレが出るまで自己採点することにした。

もしハズレが出たら、怖いのでそこで自己採点をやめる。

自分では解答を見ず、自分が問題で何番を選んだかを読み上げ、それを友達に○か×か教えてもらうことにした。

 

 

 

 

その結果、一度も×になることなく20問目まで答え合わせ出来てしまった。

つまり、企業法は満点だった。

 

 

 

 

思わず叫んだ。

 

 

 

 

それでもなかなか勇気が出ず、一週間ぐらいかけて自己採点をした。

管理は足切りすらあり得る手応えだったので一番最後にし、監査から。

 

 

 

 

監査…

 

 

 

75点。

 

 

 

 

財務…

 

 

 

 

180点!!!(90%)

 

 

 

この時点で355/400(88.75%)

 

 

 

ほぼ合格が確定的な点数だった。

かなり嬉しかったが、残る懸念は管理の足切りだった。40点を切っていると全体で合格ラインを超えていても足切りとなる恐れがある。

実際、管理の手応え的にそれも十分ありえた。

 

 

 

 

怖すぎて、一問答え合わせする度に心臓が止まるぐらい緊張した。

これほど緊張したのは人生初かもしれない。

今書いてても当時の緊張がよみがえってくる。

 

 

 

そして、一個ずつ答え合わせをして、管理の結果は…

 

 

 

 

45点!!!

 

 

 

 

シャーーーーーーーーーーー!!!!!

受かったーーーーーーーー!!!!!

発狂した。

 

 

 

これほど嬉しかったのは人生初かもしれない。

そのぐらい嬉しかった。

論文受かった時も、監査法人から内定出たとこもこの時の喜びには勝てない。

それほど苦しかった短答だった。

 

 

 

なお、この年は管理が難しすぎたせいか足切りは発動されなかった。

(40%以下での足切りは必ず発動されるわけではない)

そのため、管理が10点取れていれば全然受かっていたのだが、この時は知る由も無い。

 

 

 

こうして、ボーダー73%に対し、総合得点率80%で余裕の合格が見込まれたため、すぐに論文に舵を切った。

 

 

 

続く。

 

 


 

-体験記-公認会計士試験合格までの道のり


 comment
  1. AKITO より:

    こんばんは。
    いつも拝見させて頂いています。

    現在、学習を始めて4ヶ月の者です。

    質問させて頂きたいのですが、新しい論点を学習しつつ、過去学習した論点を維持することが難しく感じています。

    何も工夫せず、力任せに問題集を解いて行くことに不安を覚えています。

    ブログを拝見させて頂いて、まとめノートを作成されていたと言うことですが、
    理論科目についても作成されましたでしょうか?

    まとめノートを作成し、各論点にどんな論点があり、どんな注意事項があるかを頭に入れる段階を踏んでから、問題集を回転する段階に移行した方が最終的な効率は上がりますでしょうか?

    分かりづらく申し訳ありませんがよろしくお願いします。

    • GTR より:

      AKITOさん

      コメントありがとうございます。
      結論から言うと、理論科目もまとめノートは作っていました。ただし、最初(基礎期)はまとめノートを作らなくてもいいかもしれません。

      AKITOさんは学習開始4ヶ月とのことなので、基礎期の中盤〜後半ぐらいですかね?
      この段階は、まだ基礎的な理解・インプットが整っていないので、新しいことのインプットと古いことの維持が難しい段階です。
      たぶん授業のペースについていきながら新しい知識をインプットするのに手一杯だと思います。
      どのぐらい時間があるかにもよりますが、新しい論点の学習で手一杯であれば、過去学習した論点については一旦気にしなくていいかもしれません。ある程度力任せでもそんなに問題ないと思います。

      新しい論点を学習するときに、それらの論点を一個一個きちんと理解しておけば、一度それを忘れてもどこかで総復習する時間を作って思い出すことができると思います。なので、基礎期は忘れることを過度に怖がる必要はありません。
      自分はTACだったのでTACの場合ですが、理論科目は基礎期にある程度やった内容を、上級機に再度見直す機会があります。
      なので、理論科目はとにかく授業のペースで新しい論点の理解に集中していいと思います。

      時間があれば復讐用にまとめノートをとるのは効果的ですが、まとめノートは根本的な理解がない状態で作ると非効率というのもあるので、基礎期においては必ずしもおすすめできないかもしれません。
      (どこが重要なのか自分で判断つかず、テキストをまるまる書き写したような情報量の多いノートになってしまい、まとめる意味がなくなってしまうことが良くあります)

      なので、おすすめの順序は
      ①基礎期→とりあえず目先の授業を全力でこなす。記憶より理解を優先する。ある程度忘れることはしょうがない。
      ②上級期前半→基礎期の復讐も意識しながら、まとめノートを作成しだす。
      ③上級期後半→情報はまとめノートに集約し、問題集をときまくる。
      ④直前期→まとめノートしか見ない
      みたいな感じです。

  2. AKITO より:

    ご返信ありがとうございます。

    質問できていない事に対しても私が聞きたかった事が分かりやすくご返信頂けて、ありがとうございます。

    私は、東京CPAにお世話になっておりまして、仕事を辞めて家で勉強しているので、時間自体はある方だと思います。

    アドバイス頂いた通り、
    理解重視で講義を終わらせる→学習した範囲の問題を解いてノートにまとめるべき重要な点や注意事項だけを取捨選択しノートにまとめていく
    と言う流れを取りたいと思います。

    質問が多くて申し訳ないのですが、もう1つ聞きたいのですが
    受験ベテランの方は、何十回もテキストや問題集を解いているのに合格出来ていない人がいると言う話しを聞いて、合格できる人と受験ベテランになってしまう人の差が分かりません。

    現在、理解重視でインプットしているものの、
    アウトプット段階で、問題集を回転する段階では、理解を意識しながらと言うより、解法を押さえて、ひたすら反復すると言うイメージです。

    理解重視でインプットする→アウトプットに必要な情報のまとめノートを作る→重要性の高い論点低い論点も意識してとにかく問題集を解く

    このやり方で自分は合格出来るのか不安なのですが、合格者の方からの目線の合格できる人と出来ない人の違いのご意見を頂けませんでしょうか?

    • GTR より:

      AKITOさん

      書き出したら長くなったので、以下の記事にまとめました。
      http://blogdekaikei.com/cpa-examination/1-16
      ざっくり概要だけ言うと、問題集をひたすら解くのは非効率なことが多いです。
      そうではなく、テキストを読み直したり問題集を再度解き直さなくて良いように、テキストを読んだり問題集を解いた上で重要なポイントだけをまとめノートにまとめ、二回目以降はまとめノートだけを見るようにするのがおすすめです。
      テキストを何回も読み込んだり、問題集をひたすら回すのはやった感は出ますが、実は非効率なことが多いので要注意です。

  3. AKITO より:

    GTRさん
    こんにちは。

    勉強方法について煮詰まってまして、再度質問させて頂きました。

    以前、合格できる人と出来ない人の違いを教えて頂いて、知識をバケツからこぼさずに試験に挑めるかどうかというふうに教えて頂きました。
    それを参考に現在の私の勉強方法なのですが

    ①講義を進める
    ②まとめノートを作成する
    ③出来上がった部分までのまとめノートを1週間で1周するように見返す
    ④学習済みの論点の例題を2週間で1周するように例題を解く

    というように学習しています。

    理解せずに解き方だけで学習してしまっている論点がいくつかあります。

    今回GTRさんにお聞きしたいのが、私の学習方法が力任せの学習で公認会計士試験に通用するのかなと思い質問させて頂きました。

    自分が気をつけているのは、
    試験に重要な論点と重要でない論点を明確にする。
    例題や個別問題で基本をしっかりと身につける。です。

    今回も長文になってしまい申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

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