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四半期読書の振り返り〜2017年1Q〜

2017/06/08

こんにちは。会計士GTRです。

2017年も1/4が経過した。

今回は個人的な内容で恐縮だが、自分の読書録としてこの3ヶ月で読んだ本について振り返ってみる。

 

GRITやり抜く力

むちゃくちゃまわりの評判が良い本だったが、個人的にはまあまあ。

たぶん、もともと何かをやり抜くことの重要性や継続的な努力の重要性を知っている人や、自分なりの方法が確立している人には特に響かない内容なのかと。

あるいはまだ自分が子育てやマネジメントにおいてそこまで必要性を感じる機会が少ないからか。

本はそれ自体が良いか悪いかももちろんあるが、自分が読むべきタイミングなのかどうかで印象も全く違うと思う。

なかなか物事をやり抜くことができない人、成果が出ないことについて才能を言い訳にしちゃう人、自分自身はやり抜くことの重要性はわかっているが、子供や周りの人間のやり抜く力をどう伸ばそうかと思っている人にはとても良さそう。

「グリット」すなわち「やり抜く力」は、「情熱」と「粘り強さ」のふたつの要素から成る。「情熱」とは、自分のもっとも重要な目標に対して、興味を持ち続け、ひたむきに取り組むこと。「粘り強さ」とは、困難や挫折を味わってもあきらめずに努力を続けることだ。何かを成し遂げるためには才能やスキルがあるだけじゃダメで、やり抜く力がすごく重要。そしてやり抜く力は内的要因と外的要因によって伸ばすことができる。という内容。

Part13で構成されており、その中に合計13の章がある。Part1は「やり抜く力」の重要性について、part2は「やり抜く力」を内側から伸ばす方法について、part3は「やり抜く力」を外側から伸ばす方法について書いてある。

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

鬼速PDCA

PDCAだけをテーマに詳細に分解した本はあまり読んだことがなかったのでとてもためになった。とはいえまだこの本に書かれたことを実践できていない部分が多い。

PDCAがいかに重要なのかは本書の最初の章に書かれている以下の一文が端的に表している。

”では、「PDCA力」をビジネススキルとして考えたらどうだろうか?
いまの世のなか、正解がどんどん変わる。変わる前に手を打てる先見の明があれば理想だが、それがなくても変化を察知し順応する柔軟性があるだけでも十分、価値がある。それはまさにPDCA力である。
PDCAは対象を選ばない。どのような業界、どのような職種であっても応用できる。これほど万能なビジネススキルは存在しないと言っていい。いや、正確に言えばPDCAは個別のビジネススキルとはまったく別の次元にある。PDCAは、個別のスキルの習得を加速させるためのベースだからである。
PDCA力さえ上がればスキルの上達が圧倒的に速くなる。若いビジネスパーソンは1日でも早く成果を出そうと、英語やコミュニケーションスキルなど効果が見えやすい実用的なスキルの習得に躍起になるが、実はそうしたことに手をつける前にPDCA力を身につけたほうが、中長期的に見ればはるかに大きな効果をもたらすのだ。
よって、人生をかけてスキルアップすべきはPDCA力である。PDCA力が高まればタイムマネジメント能力もチームマネジメント能力も問題解決能力もすべて上昇していくのである。 この発想の転換さえできれば本書の役目はほぼ終えたと言ってもいいくらいだ。” (第一章より引用)

確かにPDCAを回して成果を出すということは仕事だけでなく、勉強、スポーツ、さらには恋愛や日常生活にも活かしうる万能スキル。これを極めることができればその効果はとてつもないだろう。とはいえ言うは易し。実践するのは容易ではないが、そのヒントになることがたくさん書かれている。

鬼速PDCA

 

自分の時間を取り戻そう

すごーく良かった。

最近流行りの「生産性」をテーマとした本。とても平易で読みやすい。

本の内容は生産性を上げるための具体的アクションについても書かれているが、それについては必ずしも万人が実践できるわけではない。むしろ読んでいて良かったのは「生産性」という視点に対する気づき。普段生産性という視点を持っていない人も多いと思うので、そういう人にとってはいい本だと思う。逆に十分生産性に対して意識できている人や、こういった類の本をいくつか読んだことがある人にとっては特段目新しい内容でもないと思う。

また、単に生産性を上げましょうという内容ではなく、社会が高生産性シフトに向かっている例を具体的な事象でわかりやすく解説している点も良かった。生産性が低い人にはベーシックインカムを導入した方が社会全体の生産性は上がるという話なども印象に残った。

自分は「ダラダラ働くことはよくない」とか「生産性を上げるのはいいこと」だとわかっているつもりでも、結局忙しいことを言い訳に長時間働きがちなところがあったので、やはりもう一度きちんと自分の仕事を見直そうと思えたので読んでよかった。

具体的なアクションについては、大きく「投下時間を制限すること」と「不要なことは切り捨ててやらない」という2点を上げている。

不要なことはやらないというのも、仕事だとなかなかそうも言えない場合は当然あるが、自分で抱え込まず部下へどんどん仕事を委譲するとか、単純作業を仕組み化するとか、探せば削れる仕事はどんな仕事においてもなくはないと思う。

「そんなの無理だ」とあきらめてしまうのは簡単だが、それでは一生そのままなので、生き方を変えたいなら自分で動く必要がある。

自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 

自分が源泉

 

とても良かった。

自分の周りで起こる色々な出来事に対して、何かのせいにするのではなく、自分で反応を選ぶことができれば感情にとらわれることなく自分をコントロールできる。

そういう内容が書いてある本は昔からたくさんあり、最近また流行ってきている感じがする。有名な七つの習慣にも同じような話が書いてある。

そういう「自己コントロール」系の本は色々あり名著もたくさんあるが、この本の価値はそれをとにかく平易でコンパクトにまとめてあることだと思う。

個人的に好きなのは「感情が起きないようにしろ」というスタンスではなく「感情が起きるのは人間として当然のこと。それをわかった上で意識して、その感情を引きずるのではなく完了させることが大事」という点。

起こってしまった出来事はもう仕方ないし、負の感情が湧いてしまうこともしょうがない。しかし、その感情を引きずることにプラスはない。会計的に言えば起きてしまったことはもう埋没原価なので、それが将来に意思決定に悪影響を与えるのは良くないということ。

自分が源泉―ビジネスリーダーの生き方が変わる

 

 

人工知能は人間を超えるか

AI入門書としてはすごくいいと思う。

今までのAIの歴史、AIでできることできないこと、機械学習とは、ディープラーニングとはといったことをかなり平易な言葉でわかりやすく、体系的に整理されている。

AIに興味があるとか、最近AIの話題が多くてちゃんと情報をキャッチアップしたいなって人には是非おすすめ。

これからAIがどう世の中を変えうるか全く知らないのはヤバイと思うので、少なくとも一冊ぐらいこういう優しい本を読んでおくと良さそう。

人工知能は人間を超えるか (角川EPUB選書)

 

 

僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

むちゃくちゃ良かった。神。

読書術系の本はこれまでも何冊か読んだけど、圧倒的No1。

具体的で網羅的で読みやすくて本当に最強。

しかもマーカー引くべき場所が最初から整理されてたり、読む側への配慮も素晴らしい。

僕らが毎日やっている最強の読み方;新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

 

3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

すごーくいい本だった。内容が無駄に多くなく読みやすいのもいい。

要は「部下のことを考える時間をつくれ」「部下と話す時間を作れ」ってことが書いてある。

自分のために部下を管理するのではなく、本当に部下のことを考えて理解し、きちんとコミュニケーションすることが大事。

タイトルにある通り一人でも部下のいる人は読んでみて損はないと思う。

3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術

 

 

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

すごーく良かった。

内容を一言でいうと「色々手を広げすぎず本当に重要なことに集中しなさい」ということが書いてある。

大きく4つのパートに分かれており、①エッセンシャル思考とは何か②重要なことを見極める技術③重要でないことを捨てる技術④しくみ化の技術という構成になっている。

本当に重要なものを見極め、それに集中するために他の不要なものは思い切って捨てて、その行動を無意識で行えるようにしくみ化する。

あれやこれやとやりすぎて成果が出ない人は是非読むべき一冊だと思った。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

 

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

最近良く聞くブロックチェーンて何なの?何が便利になるの?ということが書いてある。

ブロックチェーンについてわかってない人にも比較的優しい内容で良書だと感じた。

ブロックチェーンの何がすごいのかというと、すごく簡単に言えば情報の信頼性が向上する(信頼コストが下がる)ということ。

ブロックチェーンの情報は改ざん不可能で記録が蓄積されるから、信頼性が高い。それはすなわち情報が本当だと信じるためのコストがかからないことを意味する。

それによって安い手数料で個人間送金ができるようになるし、企業と個人が契約で信頼性を確保する必要がないから雇用という形態に縛られずいろいろな協業ができるようになる、貧困地域であっても銀行口座をもてたりビジネスが簡単にできるようになる。そうなってくるとこれまでの前提が色々変わって、様々な変革が起きるということが書いてある。

なお、このての本を読んでもなぜ技術的にそこまでブロックチェーンの情報が信頼できるのかはよくわからない。それはもっと高度な本を読まないと理解できなそうだ。

ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか

 

 

会計参謀-会計を戦略に活用する-

すごく評判の良かった本だが、おそらく自分が会計士であったこともあり新しい知識はほとんど無かった。

会計士試験の管理会計や経営学でやるような内容が書いてある。

たぶん普通の人が読んだらすごく良い本なのだと思う。

あとkindle版がないのが個人的にマイナス。

会計参謀-会計を戦略に活用する-

 

 

MBA100の基本

あまり期待せずに買ったが、結果的に買ってすごく良かった本。

書店でパラパラ見てたらけっこうおもしろそうだったので買った。本の構成的に電子書籍より紙のほうが読みやすそうだったのであえて紙で購入。

MBAので学ぶことを広く浅く見開きで1テーマごとに学べるような構成になっている。

これを読んで何かが大きく身につくということはないと思うのだが、ざっと読んでみると自分に足りてる分野と足りてない分野がなんとなくわかる。

例えば問題解決の章はけっこう知ってることが多かったが、定量分析の章は知らないことが多かったので、その分野の本の数冊買って読んでみるとか。

そんな感じで経営的な課題を感じているときに、自分がどこが弱いのかを知るにはいいかもしれない。

MBA100の基本

 

まとめ

年間100冊は読むようにしているのだが、この四半期はだいぶビハインドした。

読みたい本がけっこうたまっているのでもっと時間をつくらねば。

-ライフハック・ライフスタイル


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