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今だからこそ思う入社1年目で読んでおいて良かった本5選

2017/01/08

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こんにちは。公認会計士GTRです。

論文合格者の方は監査法人の就活は一通り終わり、あとは内定通知を待つのみという状況だろうか。

あとは自分が選ぶのみ。最後の最後までしっかり考えて、自分のキャリアにとって最適な監査法人を選んで頂きたい。

さて、今年の論文合格者はあと数ヶ月すれば新人会計士になるわけだ。

今回は、そんな新人会計士の皆さんに向けて、私が入社1年目に読んでおいて良かったと感じた本を5つ紹介したいと思う。

 

 

はじめに

読書は本当にした方がいいのかと聞かれれば、私はした方がいいと思う。

人生は1度しかないが、やってみないとわからないことも多い。やってから後悔して、あの時もっとこうしておけばと悩むことは人生において一度や二度じゃないだろう。

そんな時に本を読むと、先人が自ら経験して得た知恵を自分のものにすることができる。良い本に出会えれば本当に自分の人生の糧になる。

 

では良い本にどう出会うか。この良い本というはけっこう難しくて、読書はタイミングも重要だと思っている。

名著は名著と言われるだけの理由があるので、基本的には良い本だと思うが、自分がまだその本を読むべきレベルにないと全然ピンと来ないということも少なくない。

7つの習慣-成功には原則があった!』とか『人を動かす 新装版』とか『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』とか、超有名どころをかたっぱしから読んでみるというものもちろんありだが、自分の少し前をいく先輩が読んで良かった本の方が、より具体的に自分にとって必要な知識が得られると思う。

最初から無理して難しげな本を読まなくても、今の自分にあった良い本はたくさんあると思う。

まあ威張れるほど大した量の読書をしているわけではないし、私自身一人の凡人会計士にすぎないが、読書は無理に背伸びして難しいものを読めばいいというわけではないと思うので、若手凡人会計士だからこそお勧めできるほんというのもあるのかなと思う。

そんなわけで、私が新人の頃に読んで特に良かった5冊を紹介したいと思う。いずれも新人ビジネスマンに限らず、今読んでもタメになるなと感じる本なので、読んだことがない人であれば新人じゃなくてもおすすめしたい。

 

伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い


新人ビジネスマン向けの本は毎年たくさん出る。だいたい似たような内容なので何冊も読む必要はないと思う。有名なところだと『入社1年目の教科書』とか、『20代で人生の年収は9割決まる』とか。

だいたい言っていることは同じなのだが、その中で何が一番おすすめかと考えるとこの『伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い』だと思う。

この本の内容を一言で言うと「基本的に優秀なやつに仕事は集まる。新人のうちに周りより少しリードすればその後どんどん仕事のチャンスがもらえ、そのチャンスによりさらに成長して周りとの差が広がり、さらにレベルの高い仕事がもらえるという好循環=チャンススパイラルに乗ることができるかどうかが、その後のビジネスマン人生を大きく左右する」ということ、そしてそのためのノウハウが書かれたのがこの本である。

数ある新人向け自己啓発書の中でもこの本をお勧めするのは、この本が最も網羅的で、かつ泥臭く実践的なノウハウについて書いているからである。

この本の内容は悪く言えば前時代的だ。

最近の若者の思考はワークライフバランス重視だろうし、世の中は「ブラック企業」という言葉に敏感になっている。そんな時代の中にあってこの本は「若いうちはとにかく人生を仕事に捧げてチャンスを掴め」的な内容で正直今の時代あまりウケない気もする。

しかし、この本に書いてあることはまぎれもない事実だと思う。残業は減らしてもっと私生活を豊かにすべきで、そんなことは誰しもわかっているのだが、そうは言っても実際問題忙しい時に定時でサッと帰ってしまう部下と、「何かやることありますか?」と言ってくれる部下だったら後者の方を評価したくなるのは自然な感情だと思う。

そういう「今の時代それ言っちゃう?」という昭和的な発想、だけどいつの時代も実際に評価されるために必要な心得が書かれている。

 

 

渋谷ではたらく社長の告白

ご存知サイバーエージェントの藤田社長の半生を綴った自伝。サイバーエージェントが上場するまでのストーリーを物語として書いた内容。

私はもともと起業とかベンチャー企業とかに関心があった人間なので、ベンチャー企業の社長の自伝は好きでよく読む。その中でもやはり藤田さんのこの本は読んでいて一番ワクワク感があった。それでいて起業してベンチャー経営者となることの苦悩という部分もリアルに伝わってくる。

藤田さんのインターン時代、新人時代のエピソードをみてもそのストイックさと結果を出す力はハンパじゃない。なかなか見習うのは難しいが「今もどこかにこれだけストイックに努力している奴がいるんだ」と思うと自分も頑張らずにはいられなくなる。

具体的に何かを学ぶ本というよりは、時々思い出して自分のモチベーションを高める本という感じ。

もし将来起業したいと考えている人は、本当に成功する経営者は入社1年目からこのレベルで努力しこのレベルで結果を出していることをしっかり自覚した方がいい。

なお続編で「起業家 (幻冬舎文庫)」という本もあるので、この本が面白かったという人はそちらもおすすまだ。

 

 

ウィルゲート 逆境から生まれたチーム

ウィルゲートという会社の社長の自伝(といっても執筆当時まだ20代)。

内容は前述したサイバーエージェントの藤田さんの本と似ていて「ベンチャー経営者って良い時もあれば大変な時もあるよね」といった内容。

ウィルゲートはサイバーエージェントに比べれば全然小さいベンチャーで、上場もしていないので成功者の自伝というよりは、現在進行形で成長している企業の第1章を描いたような内容だ。

この本の特徴は、会社経営がうまくいかない時の話の比率がけっこう大きいこと。「渋谷で働く社長の告白」がスーパービジネスマンである藤田さんが圧倒的に会社を成長させていくという話が中心なのに対し、こちらの本では若手ベンチャーで起こりがちな人間関係のトラブルを中心に、会社がうまくいかない状況をより生々しく描いている。

ウィルゲートの場合はそこから復活したので結果的にドラマチックな内容になっているが、世の中の多くの会社ではそうした失敗から立ち直ることができず、そのまま潰れる会社も多いのだろうと思う。

軽い気持ちで起業とかベンチャーへの就職を考えている人は、会社が上手くいかない時にどんなことがあるかを知るために読んでみて損はないかなと思う。

また、自分の場合は仕事で辛い時に「まだまだ自分は経営者か抱えるレベルの苦難に比べたら小さい悩みだな」と開き直るきっかけになった本でもある。

 

 

だから、僕らはこの働き方を選んだ

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ストイック系の本が3つ続いたが、この本は全く別な内容の本。

すごく名著というわけでもないし、知名度も全然低い本だと思うが、なぜか自分はこの本がとても気に入った。

この本は東京R不動産という、ちょっと変わった働き方をする会社について書かれた本。

東京R不動産では「フリーエージェントスタイル」という、「会社員」と「フリーランス」の中間のような働き方でみんなが組織に属し、自由で仕事を楽しみながら、無理をせず、だけど本気で新年や熱さも持ちながら「幸せな働き方」ができているという。

本の中では「もっと人生はこうあるべき」とか「今の会社員の働き方は間違っている」というような強い主張はなく、淡々と「うちではこんな風にやってます」「こんな働き方もありますよ」という内容が書かれているだけなのだが、個人的には妙に引き込まれた。

この本の良さを言葉で伝えるのはちょっと難しいし、人によって好き嫌いも別れる本だと思うが、毎日に窮屈さを感じるビジネスマンには是非読んでみて欲しい。

自分は入社して3ヶ月ぐらいして(ちょうど監査法人の繁忙期の後半)、それまでの自由だった人生から一転「なんでこんな毎日窮屈さを感じて生きているんだろう。お金は稼げるけどこれって幸せなんだろうか」と悩んだ時期があった。そんな時に読んだのがこの本で、もっと自分の好きなかとを自由に追求する働き方も良いんじゃないかと視野が広がった。

写真多め、文字数少なめで、読み物としての面白さもあるのでサラッと読めてしまうと思う。

 

 

 レバレッジ・リーディング

本田直之さんのレバレッジシリーズは個人的には好きな本もそうじゃない本もあるのだが、このレバレッジ・リーディングはとても良い本だと思う。

若い頃は「読書はした方がいい」と言われてもピンと来なかったが、社会人になってきてからけっこう本を読むようになり、やはり本を読むことで得られるものは多いように感じる。そしてどうせたくさん本を読むなら、その時間をより有効に、読書の効果を最大化した方が良い。

じゃあどうやって本を読めば良いんだと思い、読書術の本は自分も何冊か読んだが、その中で一番内容がしっくりきた本がこれだ。

内容は「速読」ではなく「多読」を進めており、読書からより効果的に知識を得るためのノウハウが書かれている。

例えば以下のようなことポイントを挙げている。

  • テクニックで全体に目を通し素早く読むテクニックが速読だとするならば、多読は本の重要なポイントを意図的に読み、不要な部分は読み飛ばす方法で誰にでもできる
  • 小難しい教養型の本よりも経験型の本の方が効果が高い
  • 本選びは書評や口コミなど他人の意見を参考にして、あまり悩まず即買いして多読する
  • 本を読む目的を明確化することが大事。目的を明確かすることで自分にとって読むべき部分がわかる。無駄な部分は読まない。
  • 読書後は実践するかメモにまとめることで本当に自分の知識になる

 

これから本をたくさん読もうと考えている人には是非オススメの一冊だ。内容は文字も少なく超読みやすい。

 

 

おわりに

冒頭にも書いたが、良い本悪い本というのは読むタイミング次第なところもある。

今自分が読んで理解できない本であれば無理に読む必要はないと思う。特に名著と言われるような本は「あれは良い本だ」と賛同しないといけないような気がしてしますが、全くそんなことはない。「読んだけどまだ自分には難しい」と認めてしまえば良いと思う。

いつか自分がその本を読むべき時が来るかもしれないので、無理に今読む必要はない。それより今自分が知りたいこと、読んで面白いと感じる本をたくさん読めば良いと思う。

 

-ライフハック


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