四大監査法人については以前も比較記事を書いた(四大監査法人徹底比較①参照)。前回の記事では、各監査法人が開示している財務諸表をもとに分析をし、私が持ってるイメージとともに記事にしたものだ。
しかし各法人の良いところ悪いところというのは、実際にそこで働いている人に聞いてみたいんとわからないことが多い。しかし法人説明会で話す人は基本的に「自分の法人に1人でも多く来て欲しい」と思っているので、法人の悪いところはあまり聞けないだろう。身近に書く法人で働く知り合いがたくさんいれば良いのだが、そういう人は多くないだろう。
そこで今回は実際に監査法人で働く人の口コミ評価結果から、各法人の比較をしてみる。
参考にするのは転職口コミサイトの評価。
転職口コミサイトとは、就活や転職したことがない人は馴染みがないかもしれないが、その企業に所属する人や関係者が自分の企業について評価する転職活動版「食べログ」みたいなものだ。監査法人への就職に限らず、就活や転職をしようとしている人は自分が入ろうとしている企業の口コミや評価を見てみるのもいいと思う。
なお、こうした転職口コミサイトを利用する場合は以下のような点には注意する必要がある。
- 口コミはあくまで個人の感想であり、それが正しいかはわからない
- こうしたサービスを利用するのは基本的に転職をした人やこれから転職を考えている人であり、一生その会社にいるつもりの人の投稿は少ないと考えらえる
- 各評価は個人の感覚であり、点数は絶対的なものではない
- 投稿する人は当然自分の所属した会社しか知らないから、評価は他社と比較したものではない
- 社内の人間はポジティブなことしか書かないかもしれないし、他社の人間が従業員になりすましてネガティブなことだけ書いていることもある
従って、当然評価結果・口コミの全てが正しいわけではない。
ただし、こうした口コミサイトの内容が全く信頼できなければ利用者がいなくなり、利用者がいなくなるのはサービス運営側にとって最も痛手なので、運営企業側もある程度投稿の信頼度を保つことは意識しているものと思われる(食べログの点数が良いところに行っても全然美味しくなければ、誰も利用しなくなってしまうだろう)。
そのため、口コミ数が多い大手の主要な口コミサイトであればある程度参考にしても良いと考えている。
それでは主要な口コミサイト自体の紹介とともに、それぞれの口コミサイトにおける各法人の評価をまとめてみる。
以下のサイトの順序は「四大監査法人の口コミが多いサイト順」となっている。基本的に口コミ数が多い=信頼度は高いと考えているためだ。
VORKERS
株式会社ヴォーカーズが運営する口コミサイト。
転職口コミサイトの中では最も老舗の部類であり、監査法人に対する投稿数も多い。三大監査法人の評価数は500件前後、口コミ数3000件〜4000件は転職口コミサイトでトップだろう。
評価は5点満点で点数が高いほど評価が高いことを示す。
有給消化率を開示しているのはこのサイトだけ。月間残業時間を開示しているのも特徴。
四大監査法人の評価結果は以下の通り。赤字は各項目の1位を示している。(残業時間は短いものを1位、有給消化率は高いものを1位としている)
新日本 | トーマツ | あずさ | あらた | |
総合評価 | 2.81 | 3.30 | 3.12 | 3.00 |
待遇面の満足度 | 3.0 | 3.2 | 3.3 | 3.0 |
社員の士気 | 2.3 | 2.9 | 2.6 | 3.3 |
風通しの良さ | 2.8 | 3.5 | 3.3 | 3.0 |
社員の相互尊重 | 2.8 | 3.2 | 3.2 | 3.0 |
20代の成長環境 | 3.2 | 3.7 | 3.5 | 3.5 |
人材の長期育成 | 2.1 | 2.4 | 2.2 | 2.2 |
法令遵守意識 | 3.7 | 3.9 | 3.7 | 3.7 |
人事評価の適正感 | 2.5 | 2.9 | 2.9 | 2.8 |
残業時間(月間) | 46.3h | 52.4h | 50.8h | 48.5h |
有給休暇消化率 | 59.8% | 57.8% | 54.2% | 69.9% |
評価数 | 562 | 557 | 482 | 246 |
口コミ数 | 4,067 | 3,876 | 3,418 | 1,736 |
総合評価ではトーマツ1位(3.30)、あずさ2位(3.12)、あらた3位(3.00)、新日本4位(2.81)という結果。トーマツと新日本の差はかなり大きい。
以下差が大きい項目を中心に考察してみる。
社員の士気はあらたが1番という結果で、新日本の点数がかなり低い。新日本はここ最近のクライアント流出が続いている状況や、従業員である会計士の流出が続いている状況を見ると納得できてしまうものがある。課徴金があったので今年の賞与も減らされるのだろう。一方であらたの士気が高い数値なのは、ここ数年あらたが契約数・売上数を大きく伸ばしていてイケイケドンドンな感じだからだろうか。
20代の成長環境はどの法人も3点超で比較的高いのに対し、人材の長期育成はどの法人も2.5未満とかなり低い。若手にとっては成長できる環境があるが、長期的には育成意識が低いというのが監査法人の特徴のようだ。
風通しの良さはトーマツが1位で、これも新日本のポイントがかなり低い。
有給消化率はあらたが極端に良い。平均値で70%近いのはなかなかすごい。外資色が強いから従業員の権利行使意識が高いのだろうか。
転職会議
株式会社リブセンスの運営する転職口コミサイト。求人サービス「ジョブセンス」や「ジョブセンスリンク」が有名な会社。
サービスの開始は2010年と比較的新しいが、爆発的な成長で掲載企業数は60社を超えており、口コミ数も国内No1とのこと。監査法人の口コミ数はVORKERSより少ないが、全体の投稿数では業界トップになるようである。
監査法人についても、あらたはちょっと少ないが三大監査法人はどこも評価数100件超、口コミ1000件超と投稿数も多いので信頼性は高そうだ。
各会社の評価点数は無料で見ることができる。口コミを見るには会員登録して有料ポイントを買う(500円)か自分の勤務経験のある会社の口コミを書くことで見れるようになる。
評価は5点満点で評価する方式で、点数は高いほどいい。
四大監査法人の評価結果は以下の通り。赤字は各項目の1位を示している。
新日本 | トーマツ | あずさ | あらた | |
総合評価 | 3.2 | 3.9 | 3.5 | 3.0 |
給与水準 | 4.2 | 4.6 | 4.4 | 3.3 |
企業の安定性 | 3.1 | 4.4 | 4.2 | 2.9 |
企業の成長性・将来性 | 2.9 | 3.6 | 3.3 | 2.8 |
仕事のやりがい | 3.1 | 3.7 | 3.2 | 3.1 |
企業の理念と浸透性 | 2.7 | 3.4 | 3.1 | 2.7 |
ブランドイメージ | 4.3 | 5.0 | 5.0 | 3.8 |
社員の雰囲気 | 3.2 | 4.1 | 3.4 | 3.0 |
入社難易度 | 3.9 | 4.6 | 4.9 | 3.5 |
福利厚生 | 2.9 | 3.5 | 3.0 | 2.6 |
教育・研修制度 | 3.5 | 4.5 | 3.8 | 3.3 |
評価数 | 124 | 152 | 141 | 43 |
口コミ数 | 1,114 | 1,499 | 1,272 | 271 |
総合評価では1位トーマツ(3.9)、2位あずさ(3.5)、3位新日本(3.2)、4位あらた(3.2)という結果になった。入社難易度(これが高いほど難易度が高い=難関企業ということらしい)以外は全てトーマツが1位、あずさ2位という結果。
以下差が大きい項目を中心に考察してみる。
給与水準ではあらたを除く三大監査法人は評点4を超えているのに対し、あらただけは評点3となっている。これはあらただけがみなし残業込みの給与で相対的に給与水準が低いためだろう。
企業の安定性はトーマツとあずさは評点4を超えているが、新日本3.1、あらたは2.9と差がけっこう大きい。おそらく新日本は東芝の事件が起きる前はもう少し高かったのではないだろうか。一方あらたは最近契約取りすぎていて、かつての中央青山のような事故を起こすんじゃないかと噂が出るような状況が低い評点になっているように感じる。
ブランドイメージはトーマツとあずさは満点という結果。平均で満点というのはかなりすごい。おそらくこれは「トーマツ」や「あずさ」という看板だけでなく「deloitte」「KPMG」というブランドも含めた評価だろうか。確かに「deloitte」や「KPMG」は世界的に非常に高いブランドイメージがあり、満点という結果も納得はいく。新日本はやはり最近の不祥事によるブランド毀損、あらたは三大監査法人とは差があるというポイントが原因だろうか。あらたは「pwc」と考えればもう少し高くなりそうなものだが。
社員の雰囲気はトーマツだけが評点4を超えている。口コミを見ると、自由な風土や上司にも主張しやすい空気を評価するコメントが多いようだ。VORKERSの「風通しの良さ」が1位なことと整合するかもしれない。
教育・研修制度もトーマツだけが評点4を超えている結果になった。e-learningの充実や出向・転籍等のキャリア制度を評価する口コミが多い。これは差がつく理由はあまりよくわからない。
キャリコネ
株式会社グローバルウェイが運営する口コミサイト。キャリコネ以外のサービスはあまり見ないが、口コミサイトとしてはそこそこの歴史があるらしい。
三大の口コミ数は500件を超えているので、信頼度はそこそこあると言えるだろう。
評価は5点満点方式。
口コミを見るには無料の会員登録を行う必要があるが、基本タダで見れる。
回答者の平均年収、1ヶ月の残業時間、1ヶ月で申請しない平均出勤日数(=サービス残業の休日出勤?)を開示しているのが特徴。ホワイト度という指標があるのも面白い。また、投稿者の平均年収も開示しているが、これは会社の平均ではなく投稿者の平均(=転職者の平均と言えるだろう)のため、注意が必要。
四大監査法人の評価結果は以下の通り。赤字は各項目の1位を示している。(平均年収は高いものを1位、残業時間は短いものを1位、申請しない平均休日出勤日数は少ないものを1位としている)
新日本 | トーマツ | あずさ | あらた | |
総合評価 | 2.9 | 3.0 | 3.1 | 2.9 |
労働時間の満足度 | 2.6 | 2.7 | 3.1 | 2.8 |
仕事のやりがい | 2.4 | 2.9 | 3.0 | 2.9 |
ストレス度の低さ | 2.5 | 2.4 | 3.1 | 2.8 |
休日の満足度 | 3.4 | 3.4 | 3.3 | 3.2 |
給与の満足度 | 3.4 | 3.3 | 3.3 | 3.2 |
ホワイト度 | 2.9 | 3.1 | 3.2 | 2.8 |
回答者の平均年収 | 717万 | 748万 | 686万 | 692万 |
1ヶ月の残業時間の合計 | 37.8h | 38.7h | 38.9h | 43.8h |
1ヶ月での申請しない 平均休日出勤日数 |
0.9日 | 1.0日 | 1.4日 | 1.5日 |
口コミ数 | 708 | 668 | 517 | 300 |
総合評価は1位あずさ(3.1)、2位トーマツ(3.0)、3位が同立で新日本とあらた(2.9)という結果。全体的に点差は大きくない。なお、キャリコネの総合評価トップはgoogleの4.2だそうだ。
以下差が大きい項目を中心について考察してみる。
労働時間の満足度はあずさだけが3点台で他の3法人との差はけっこう大きい。ただ、平均残業時間や申請しない休日出勤日数が少ないわけではないので、単純に労働時間が短いということではなさそうだ。
仕事のやりがいは新日本だけが極端に低い。これはVORKERSでの「社員の士気」が低いことと整合する。
ストレス度の低さではあずさがダントツで高く唯一の3点台。新日本、トーマツとの点差はけっこうある。またホワイト度も1位であることから、あずさは全体的な労働環境の満足度は高いようだ。
平均年収はトーマツが最も高くあずさ、あらたとの差は50万円超となる。ただ給与の満足度の差は大きくない。あずさは労働環境が良く、給与水準は低くてもそ相対的に満足度は高いのかもしれない。
エン・ジャパンが運営する口コミサイト。
エン・ジャパンの知名度は高いだろうが、口コミサイトとしてはかなり新しい部類であり、口コミ数はまだまだ少ない。監査法人に対する評価も50名に満たず、信頼度は他のサイトより劣ると思われる。
100点満点で評価する形式で、点は高いほどいい。
サイトのUI(見た目のデザイン)は見やすく、別々の会社を簡単に比較できるのも面白い。
平均残業時間と平均勤務時間のが載っているのも特徴だが、あくまで転職者のその時点の平均なので、会社の平均ではない点には注意をしてほしい。
四大監査法人の評価結果は以下の通り。赤字は各項目の1位を示している。(平均年収は高いものを1位としている)
新日本 | トーマツ | あずさ | あらた | |
総合評価 | 67 | 69 | 68 | 71 |
職場の人間関係 | 70 | 70 | 69 | 73 |
承認・賞賛する社風 | 63 | 61 | 64 | 71 |
仕事を通じた達成感 | 65 | 67 | 68 | 70 |
仕事を通じた成長感 | 67 | 70 | 67 | 72 |
責任・権限のある仕事 | 70 | 76 | 75 | 73 |
本業での社会貢献 | 64 | 67 | 65 | 66 |
回答者の平均年収 | 771万 | 773万 | 764万 | 744万 |
回答者の平均勤務時間 | 9-10h | 9-10h | 9-10h | 9-10h |
福利厚生全般の納得度 | 57 | 57 | 63 | 54 |
教育・研修制度 | 59 | 67 | 73 | 70 |
評価数 | 48 | 40 | 41 | 20 |
口コミ数 | 370 | 463 | 200 | 163 |
総合評価は1位あらた(71)、2位トーマツ(69)、3位あずさ(68)、4位新日本(67)という結果。あらたの評価が高いというのは他のサイトと決定的に違うところ。だがこの評点の投稿者は20人しかいないため、若干信頼度に疑問は残る。
以下差が大きい項目を中心に考察してみる。
承認・賞賛する社風はあらたがダントツで高い。それ以外は全体的に低いように感じる。確かに監査法人てあまり人を褒めない気がする。淡々と割り当てをこなすような。もちろん人によるが。
仕事を通じた達成感が新日本が特に低いのはVORKERSやキャリコネと同じ結果。やはり何かあるようだ。
責任・権限のある仕事はトーマツが1番高く、新日本が1番低い。責任・権限ある仕事とは何だろうか。割と人によって感じるポイントは違う気もするが、要は裁量権のある仕事ができるかどうか。監査業務で言えば主査を経験できるタイミングが早いか遅いかといったことだろうか。確かに法人ごとに主査を任されるタイミングというのは気になるところではある。
平均年収はキャリコネの結果と同様トーマツ1位、新日本2位だが、キャリコネと違って各法人の差はあまりなく、三大はいずれも700万円台後半という感じだ。
福利厚生全般の納得度と教育・研修制度の評価はダントツであずさが高い。これは転職会議の結果(トーマツ1位)と整合していない。気になるのは新日本の教育・研修制度の評価が極端に低いところ。
まとめ
各サイトの評価順位をまとめてみると以下の通りとなる。平均順位というのは4つのサイトの順位を足して4で割ったもの。
新日本 | トーマツ | あずさ | あらた | |
VORKERS | 4位 | 1位 | 2位 | 3位 |
転職会議 | 3位 | 1位 | 2位 | 4位 |
キャリコネ | 3.5位 | 2位 | 1位 | 3.5位 |
カイシャの評判 | 4位 | 2位 | 3位 | 1位 |
平均順位 | 3.6位 | 1.5位 | 2位 | 2.9位 |
トーマツが口コミ数の多いVORKERSと転職会議で1位を取っており、キャリコネとカイシャの評判でも2位という結果に。あずさはキャリコネは1位で、VORKERSと転職会議では3位。あらたはカイシャの評判では1位だが、それ以外のサイトでは3位か4位。新日本は全てのサイトで3位か4位という結果になった。
思ったより差がハッキリ出てしまったが、トーマツのステマをしているわけでも新日本のネガキャンをしているわけでもない。サイト運営者でもない私が数千件の投稿をコントロールできるはずがないので。
平均順位ではトーマツ、あずさ、あらた、新日本の順になるが、あらたと新日本の結果を大きく分けたカイシャの評判は評価数が少ないので、若干信頼性に疑問ありといった感じだ。
あくまで個人の投稿であり、これをそのまま鵜呑みにするのは良くないと思うが、一つの参考にはなるだろう。
特に以下の点は各サイトで共通項としてあげられる特徴なので、信頼していい情報だと個人的には思っているし、私個人の感覚としてもしっくりくる。
給料の高さについて、投稿者平均給与を開示しているキャリコネとカイシャの評判での順位は1位がトーマツ、2位が新日本というのは共通している。あずさとあらたは3位か4位。これはおそらく転職者の多いスタッフやシニアスタッフの年次では、スタッフ年次では新日本とトーマツ、シニアスタッフ年次ではトーマツの給与が一番高く設定されていることによるだろう。転職会議の「給与水準」の評価もトーマツが1位。
従業員のモチベーションを示す指標としては、VORKERSの「社員の士気」、転職会議とキャリコネの「仕事のやりがい」、カイシャの評判の「仕事を通じた達成感」といった項目があるが、いずれにおいても新日本が最下位というのは共通している。しかも上位との差もかなり大きいのが特徴。VORKERSとカイシャの評判であらたが1位、転職会議ではトーマツが1位、キャリコネではあずさが1位と、新日本以外は口コミサイトによって評価結果に相違ありとなっている。
残業時間の短さという点では、VORKERSとキャリコネで共に新日本が最も短いという結果になった。キャリコネの「申請しない休日出勤日数」でも新日本が最も少ないと結果になっている。新日本以外では、VORKERSで2位あらた、3位あずさ、4位トーマツ。キャリコネで2位トーマツ、3位あずさ、4位あらたという結果で、評価結果はバラバラ。ただ、いずれにしろ各法人間の差は大きくないので、あまり気にしなくていいかもしれない。
それ以外の指標についてはサイトによって評価結果がまちまちだったりするのでなんとも言えない。
細かい情報を知りたければ、各サイトに実際行ってみると色々わかると思うが、個人個人が書いた情報は主観的なものなので、口コミを見るときはたくさんの人が同じことを言っているもの以外は半信半疑でいた方がいいかもしれない。
ただ、実際に働く人の口コミや評価が見えるというのは、ツールとしては便利だと思う。
こうしたサービスも有効に活用して、是非自分にとって正しい選択をして欲しい。
人気記事、こちらも是非ご参照下さい!
- 各ページへのリンクを整理した目次
- 公認会計士試験の予備校比較
- 公認会計士・監査法人の年収を赤裸々に書いてみた
- 監査法人の年収、福利厚生、残業、有休等、労働環境を徹底解剖
- 四大監査法人徹底比較①〜財務分析から考える監査法人〜
- 公認会計士出身経営者キャリア図鑑
は
こんばんは。
下世話な話かもしれませんが、
会計士になったあとみなさんどのような出会いを見つけられるのでしょうか。
目下、就職活動で某監査法人のリクルーターの方が社内で伴侶を見つけられたそうなのですが、社内結婚というのはよくあるのでしょうか。
また、4大監査法人の社風の違いがそういった出会いに与える影響はありますでしょうか。
よろしくお願いします。
てすとくんさん
コメントありがとうございます。
社内結婚はどの監査法人でも多いように思います。
また社内でなくても会計士同士の結婚はわりと多いと思います。
法人ごとの社風というよりは、監査法人自体が社内恋愛が生まれやすい組織なのかもしれません。
理由はいくつかあると思いますが、例えば以下のような要因が考えられるかなーと思います。
・そもそも受験時代から付き合っていてそのままゴールインする人が一定いる
・わりと激務な環境なので外部で出会いがない人も多い(合コンやってる人はすごいやってるけど、そうじゃない人は全くないとか)
・普通の会社と違ってチームで動くから、適度な距離感がある(ずーっと一緒でもないけど少なくとも四半期に一度は一緒に仕事をして苦楽をともにする)
・女性会計士は高年収のため一般男性からすると近寄りがたい感がある(のか?)一方で、監査法人内では女性が少ないのでモテる