会計士GTRです。
ちょっとまたブログ書きたくなってきたので、3年ぶりにこのシリーズの続き書いていきます~。(これ終わらせないと転職後の話が書けない)
あんまり気合入れずにゆるめに更新。
日記シリーズは以下のような感じで書いてるので、もしよければ古いものからどうぞ。
※登場する人物名・組織名は全て架空。内容も実体験を元にしたフィクションになってます。(守秘義務あるので)
Contents
2012年5月~6月
監査法人では基本的に繁忙期と閑散期がハッキリしていることが多い。
人によっては年柄年中忙しい、みたいな人もいるけど。
忙しい時期は担当する監査クライアントの決算期にもよるので人によって多少異なるが、基本的に3月決算が最も多いため4月~5月前半ぐらいが監査法人の最大のピークシーズン。
それが終わって5月後半から段階的に落ち着いて来る。
3月決算の会社でも、スケジュールがタイトな上場企業の監査が4月〜5月にかけてあり、会社法やIPO系の監査はその後に行われることになるため、もうしばらく年度監査は続く。
自分は5月後半〜6月前半の時期でIPO準備の会社へ行くことになった。
上場企業の3月決算の期末監査が終わった頃には、だいぶ疲弊して監査法人でやっていけるのか不安に思った時期もあったが、上場企業の忙しさは特別で、それが終わってしまえばその後のIPO準備の会社は相対的に大したことはない。
(とはいえあくまで新人の自分にとっては大変なことも多く、あくまで「相対的には楽」ってレベルだが。)
やはり上場企業の期末監査は段違いに負担が大きいので、入社後研修が終わってすぐぶちこまれる最初の3月決算の大変さは今振り返っても特別なものだったように思う。
2012年7月
7月になると初めての四半期レビューが始まった。
しかし期末監査に比べれば四半期レビューは全然楽。
監査論でやった通り、四半期レビューはあくまで限定された手続きのため当然と言えば当然だが、期末監査と比較してこんなに楽なんだとびっくりした記憶がある。
もっとも、楽に感じたのは1年目だけで、年次が上がるにつれて売上や減損といった重要度の高い勘定科目も担当するようになるので、年次が上がるにつれて忙しくなっていく。
ただ1年目は複雑な科目もなく、基本的には分析的手続での検証が中心で、年度監査に向けた期中取引の検討等があるもののけっこう余裕はあった。
繁忙期中はとにかく自分の割当科目を終わらせることで手一杯だったが、この時ようやくもっと周りを見たり、自分で全体を俯瞰して見る余裕が出てきた気がした。
目先の作業に囚われると細かい手続きに意識が向いて、全体で見た時の違和感とかを見落としがちなので、全体を俯瞰して見る意識はけっこう大事。
2012年8月
そして四半期レビューが終わると閑散期である8月が訪れた。
8月は多くの会計士にとって暇な時期。(7月決算等を持っているとそうもいかないが)
お盆休みはもちろんあるが、アサインにも余裕があるので有給も使いやすい。
お盆休みに加えて有給をプラスすることで、2週間〜3週間休むこともできるので長期の旅行も行きやすい。
お盆のピークシーズンは金額が高くなりがちだが、そこを少し避けるだけで結構安く旅行に出たりするのでこれはかなりお得だ
転職して改めて思ったが監査法人の有給の取りやすさは素晴らしい。
1年目であっても有給は遠慮せずに使ったほうが良い。
うちの監査法人に限った話かもしれないが、有給はかなり尊重してくれたので、繁忙期にガッと働き、閑散期はガッツり休むといった調整はかなりしやすかった。
年次が上がるにつれて忙しさは増し、だんだんと有給が取りづらくなる人もいる。
有給を翌年まで温存しようと思っても使い切れないことの方が多いので、1年目から積極的に使った方がいい。ご利用は計画的に。
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