監査法人日記15~初めての内部統制とか~

日記シリーズは以下のような感じで書いてるので、もしよければ古いものからどうぞ。

※登場する人物名・組織名は全て架空。内容も実体験を元にしたフィクションになってます。(守秘義務あるので)

2016年9月~12月頃、内部統制とか

夏休みが終わると本格的に内部統制監査のための往査が増えてきた。

内部統制は当然受験勉強で学んでいるが、社会人として働いたことのない学生上がりにとってはけっこうイメージしずらいものである。

知識としてはわかるけど、内部統制の本質みたいなものは受験勉強だけだとなかなか十分な理解は難しかった。

人にもよると思うが、新人で内部統制の監査が苦手な人は一定いると思う。私もその一人だった。

短期間で会社の業務のフローをきちんと理解し、会社の人にヒアリングして本質的な話を聞き出す必要があるので新人といえどもきちんと準備する必要がある。

1年目であっても内部統制のフロー丸ごと一つ担当することになるので結構大変。

しかも会社によっては、会社担当者も内部統制のことを全然理解しておらず、とりあえず引き継がれたことを黙々とやってることもある。

GTR「これって何でやってるんですか?」

担当者「えーと、あれ。何でだろう・・・」

GTR「いらないですよね?」

担当者「ですね。」

GTR「・・・・・」

担当者「・・・・・」

GTR「なくしますか?」

担当者「そうしましょう」

みたいなやりとりが、けっこうあったりする。

 

 

正直手続きを終わらせるだけなら全然簡単なんだが、業務フローを本当の意味で理解し、本質的な内部統制のコントロールを見極めるためにはかなり時間がかかると思う。

だって実際その会社で仕事したことないわけで、想像力を働かせて業務のオペレーションをイメージしないと本当のリスクに気づけないし、まともな質問もできない。

最初は内部統制というものの理解にとにかく苦労した。

考えすぎて時間を使ってしまったこともあったが、今振り返ると内部統制の理解は転職後においてむちゃくちゃ生きてるなと思う。

実は考え方はシンプルで「どんなリスクがあるか」「そのリスクはどう防げるか」ということだけ。

「決められた手続きをやっているか」「ちゃんと承認印押してあるか」みたいな形式面から入っていくとけっこう本質を見落としやすい。

内部統制監査への向き合い方の違いは、会計士としてのレベルの差に深く関係してくるなーと、今になってみると思う。

 

内部統制は最初はすごく苦戦したものの、複数の会社に行くと全体感が見えて来てより深く考える余裕が出てきた。

点の知識が繋がって線になっていく感じ。こうなってくると内部統制はけっこう楽しい。

とにかく妥協せず、わからないこと、納得できないことはしっかり会社にヒアリングして確認することが大事。

だけど会社の担当者も忙しいから、自分自身が理解できるように準備はしっかして、アホみたいな質問はしないようにする。

本質的な質問ができれば、会社の人の見る目も変わり、逆に相談されるようなことも増える。新人であったとしても。

そうなってくるとすごく仕事にやりがいが出てくる。

監査における助言・指導機能はあくまで付随的なもので本質部分ではないとも言われるが、単純に人の役に立てるという感覚が、仕事のやりがいや面白さに繋がる部分はあるなーと感じた。

 

なお、内部統制監査での往査時期は普通は遅くまで残業するということはないのでほとんど定時で帰れた。

逆に言うと周りは定時までにしっかり仕事終わらせくるので、新人の自分が終わってないからといってみんなを待たせるわけにもいかず、そういう意味では効率的にやることはけっこう求められる。

 

新人余興

そういえば業務外にはなるが、当時は9月に部門の年度総会みたいなものがあり、新人は余興をする機会があった。

わりとよく「新人は飲み会で一発芸をさせられると聞いたんですが、本当ですか・・・」みたいな質問を受けることがある。

現在はどうかわからないが、当時自分のいた部署では確かに新人芸というか、新人のやる余興みたいなものはあった。

ただ別に何の縛りもなかったし、別に一発芸をやらされるでもないし、強制的なノリはない。

毎年やることも全然違うらしく、クイズをやったり、偉いパートナーに新人のやる雑務競争高いをやらせてイジったり、やる内容も気合の入れ方も毎年違うらしかった。

 

自分達の代は比較的まじめだったのか、けっこう気合を入れて準備を進めた。

もうあまり覚えていないが、なんとなく仕切れるやつが何人かいたので、そのメンバーを中心に企画が進んでいった。

どんな流れだったか全然覚えてないが、とりあえずAKBのダンスをヲタ芸をやるということが決まり、部門同期で何度か集まって練習をした。

途中からメイキングムービー的なものを作ったりとわりと凝った内容になり、本番でもわりと好評だったと思う。

 

結果的にこの新人芸企画をきっかけに同期がすごく仲良くなった。

それまでは意外と部門の同期が全員集まるタイミングは少なく、配属直後とその後数回ある研修で会うぐらいで、仕事で一緒になることも最初はない。

なのでこの余興の練習が同期みんなで集まって話す機会になり、全員の結束が強まった気がする。

そこで仲良くなり、終了後の打ち上げという形で箱根旅行に行ったりした。

その後も定期的に旅行に行ったり、BBQをしたり、誰かの結婚や転職などのタイミングで今でも定期的に集まっている。

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