さて、TACの合同説明会の後、各法人の個別説明会等もあったが、私は就活より来年のための勉強と思っていたので就活は全くしなかった。
確か1冊ぐらい一般的な就活の本を読んだりとか、そのぐらいしかしてない。
そして普通の受験生として過ごして合格発表を迎える。
ここでなんと奇跡的に合格してしまう。
受かったのは嬉しいが、何の準備もしてなくて本気で焦って合格早々お腹痛くなった。
合格発表の後、監査法人の採用活動が解禁になる。確か10時から各法人の法人説明会の予約がWEB上で一斉にスタートした。
当時は説明会の予約を取るのも大変で、10時と同時にみんながPCの前で予約に励む。予約を取るために親にも協力してもらってる奴とかもいた。それぐらい就職難。
私は家で半分寝ぼけながら合格発表を見ていたので10時まで時間はギリギリだった。
家のPCがネットに繋がってなかったのでとりあえず漫画喫茶にダッシュし各法人の採用ページにアクセスした。
結局漫画喫茶入った時点で10時半ぐらいだったと思うが、最初は全然つながらなかった。
30分ぐらいしてようやくあずさの予約がとれた。
その次に新日本。
それからトーマツ。
それから中小3つか4つ。
いきなりWEBテストやらされるあらたは捨てた。
説明会予約が一通り取れてとりあえず一安心。
たぶん今年も予約スタートすぐは全然繋がらなくなると思いますが心配しなくていいと思います。希望の日程をとるのは難しいかもしれませんが、少なくとも四大は予約とれると思います。
サイトに繋がるのを待つ間にTwitterとmixiでも結果報告。この時点でようやく合格したんだと実感。
それからすぐに就活経験者の友達に協力を求めた。
そして予備校に行く。
昼過ぎにはもはや合格の喜びはなく、就活のプレッシャーで押しつぶされそうになっていたので、予備校仲間の顔を見て本当にほっとした。その中の一人はその年公務員試験に受かったやつだったので、ESの添削をしてやるといってくれた。
そしてその日は合格者祝賀会があり、時間が無かったので行くか迷ったのだが、情報交換も出来ると思い行くことにした。
祝賀会は楽しかったが、そこで仲の良かった友達が落ちてしまった事も知り複雑な気持ちにもなる。
その後論文受験組み以外の友達や前年度合格者の友達も来てくれて合格を祝福してくれた。
その日は早く帰りとりあえず新日本のESの案をいくつか作った。
とりあえず書いてはみるものの、普通の就活もしたことがなかったので、これでいいかすげー不安になる。
直近で一番やばいのが3日後にせまった新日本のESと小論文。小論文はなんとなくいける気がしていたのと、短時間で対策するのは不可能だから大差はつかないと思い、ひとまずESに集中する事に。
とにかく時間がない。
翌日、公務員試験講座の友達に添削してもらった。
それからダメもとでTACの公認会計士講座のキャリアサポートセンターだかなんだかに電話した。
「2011年目標のCPA講座を受けていた者です。落ちたと思って就活の準備全くしていなかたのですが、この度合格してしまいました。無理は承知なのですが今からESの添削をして頂くことは出来ないでしょうか?」
本来は9月と10月に面接&ES対策やっていたので、TACが面倒見る責任なんか無いのだが、担当者の方が本当に良い方だった。
「まずはおめでとうございます。わかりました。今から出張で名古屋に行ってしまうので、面接は無理ですがメールして頂ければES添削は致します。」
そう言って頂いた。本当にありがたかった。
予備校をTACにして良かったなと思った瞬間だった。
それから友達に見てもらったESを直してメールし、添削で指摘された部分を直していたらなんとか形になってきた。
この時点で新日本の説明会の1日前。
つづく
合格後就活までにやった方がいいこと補足 ※今のような就職売り手市場な状況が続くなら不要
上記の通り、私は落ちたと思っていたので試験後就活までを普通に勉強して過ごしましたが、就活する上でやっておけばよかったなと思ったことがいくつかありました。
非常に就職難で受験生の半分ほどが監査法人に入れなかった時代の話なので、興味なければ読み飛ばしてください。
はっきり言って今の状況なら全く不要ですが、一応残しておきます。
①合格発表前の法人説明会参加
実際の採用は合格発表後に始まるのですが、法人説明会は合格発表前から始まっています。たぶん9月~10月がピークにあると思います。
中小ですと合格発表前しか説明会開かないところや、発表後に開催されるところでも予約とりにくいところはけっこうあると思います。
大手でも9月の説明会がメインで発表後の説明会は補完的なものにすぎないとう所もあります。
また新日本は合格発表後の説明会でエントリーシートを提出する必要があり実質的に一次選考なので、新日本に絶対行きたい人は是非合格発表前の説明会に参加すべきだと思います。
さらに言うと、監査法人の採用活動は合格発表後ですが、税理士法人の採用活動は合格発表前に始まるところもあるので税理士法人志望の方は注意して下さい。
まあ今のような誰でも就職できる状況が続く限り不要ですが。
②予備校がやってくれる面接練習&エントリーシート添削
TACだと無料でやってくれますね。実は私の周りではこれを利用した人はいないのですが、プロがタダで見てくれるのですからこれを利用しない手は無いと思います。
ちなみに昔はさらに細かく対策してくれる有料の講座もありましたが、私は受けたことがありません。
③日本公認会計士協会準会員会主催の就職活動セミナー
確か当時は準会員会主催のセミナーがありました。
準会員会とは「試験合格者で公認会計士でない人=合格1~3年目ぐらいの若手」が所属する組織です。その中の有志が受験生向けにセミナーをやっているそうです。
行ったことはないので良いか悪いかはわかりませんが、実際に去年就活をした若手(非公認)会計士から色々話が聞けるなら行く価値はあると思います。
ちょっと準会員会のイベントは微妙なものも多いので、やっぱいあまりオススメできないかもです。
つづく
はじめまして。会計士を目指そうと思っている高校3年生です。
無知でお恥ずかしいのですが公認会計士の資格を得るには実務2年以上が必要だと思いますが、試験に合格していれば監査法人などに就活出来るのでしょうか??
ヤギさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
監査法人の新卒採用的な採用はその年会計士試験を受かった人を対象としているので、試験に合格さえしてれば問題なく就職できますよ!
監査法人も公認会計士試験合格者であれば応募できる案件は多いと思います。
GTRさん初めまして、いつも貴重な情報を提供くださりありがとうございます。
私は現在大学を卒業し、会計士試験の勉強中なのですが、仮に来年合格したとして27歳、前職無という身分になってしまいます。
就職状況が良いと聞く昨今ですが、現在監査法人に勤めておられる立場から見て、私の場合やはり厳しく見られてしまうと思いますか?
えらいこっちゃさん
はじめまして。コメントありがとうございます。
結論から言いますと、全く問題ないと思われます。
2015年の就活においては30代なかばで前職なしの人も普通に採用されてます。
まだ監査法人の人出不足は続いていますので、年齢でしぼっている余裕はないという状況です。
この状況は去年から大きく変わっていませんし、採用担当パートナーいわくまだしばらくは続くだろうとのことです。
新日本は東芝の不祥事後他に人を取られて人出不足、トーマツはリクルート不人気なので人出不足、あらたは新日本のクライアント取りまくって人出不足、あずさだけは去年人取りすぎた感があるので若干は採用数減らす可能性はあるかも。といった状況と聞いています。
オフィスツアー等で就活生に早めにコンタクトを取るのも、早い段階から囲い込んで採用するためです。
なので、少なくとも数年は全く問題ないと思います。
なお、20代前職無しぐらいであれば、就職難であった2010、2011合格世代でも普通に採用されているので、仮に就職難の時代に戻っても年齢と職歴がないことをもってすぐに切られるということはないと思います。
30代前職なしは就職難になれば厳しいかもしれません。
そういう意味で、売り手市場の今のうちに合格するのが大事だと思います。
GTRさん、詳細なご回答ありがとうございます。
出来るだけ早く合格できるよう頑張ります。